最近見た映画です。約20年前に起きたアフリカの小国で起きた悲劇を描いた物語です。遠い日本にもニュースとして流れたので記憶にある方も多いと思います。ルワンダに存在するフツ族からツチ族に対する凄まじいジェノサイド。何故このような悲劇が何度もも繰り返し起こるのか絶望的になります。原因、根底にあるのはベルギーが支配した植民地政策、所謂分断政策にあることはあきらかになっています。どちらかの民族に優越をつけて支配者に不満をもっていかなくする糞みたいな政策。何故21世紀もなりかつてのナチスによる蛮行のようなことが何度も何度も繰り返し起こりうるのか。恐らく平和な日本からは正確に理解することなど到底できない。しかし彼の歌ホテルルワンダ挿入歌からその悲しみやるせなさが痛いほど伝わる。『どうしてアメリカ合衆国ができてアフリカ合衆国ができないのか?』彼は何回も問いかける。