Kabira bay
石垣島と言えば
誰もが思い浮かぶのが川平湾。
厳密に言うとここは
川平湾の中の「キファ」と言う名の浜で
川平湾の中には
いくつもの浜がある。
石垣島を訪れる観光客の
ほとんどが足を運ぶ場所だから
いつも賑わっている...ように思う。
思うと言うのは
自宅から車で10分足らずで行け
キファの前にある仲間商店で
毎日のように買い物をしているけど
ぼくはキファにはほとんど行かない。
賑わっていると思うのは
仲間商店から見える
キファの駐車場は
いつもレンタカーが溢れ
観光客が往来しているからである。
学生の頃から
人が集まる有名な場所は
好きではない。
人が大勢いる場所では
感性を研ぎ澄ますことも
やすらぎは感じることもできない。
いつでも行けるキファだから
キファには
観光客が極端に少ない
真冬の晴れた日にだけ
行ってみようと言う気になる。
川平の海はキファだけではない。
キファより魅力的な浜や絶景が
たくさんある。
年間100万人近くの人が
川平を訪れるが
統計によると
観光客の川平での平均滞在時間は
1時間を切る。
ほとんどの人が
キファだけを見て
早々に川平から去っていく。
日本人は中国人観光客を悪く言うが
川平に住んでいると
日本人と中国人は全く同じに見える。
誰も知らない
美しいシークレットビーチに人がいると
それは例外なく欧州人だ。
誰もいないから必然と会話をするが
フランス人、イタリア人、ドイツ人...
来島者の1%にも満たない国の人なのに
真のステキなロケーションには
これらの国の人しか来ない。
欧州人の旅行文化は
とても優れていると感じる。
どこに行っても中国人だらけ...
そう嘆く日本人。
しかし川平に住んでいると
観光客向けのレストランで
美味くない八重山そばを食べ
コンビニがどこにも無いと騒ぐ
日本人観光客を見ていると
アジアの国の人の行動は
全く同じなんだって思う。
人が集まる場所にいるのは
日本人と中国人なんだよな〜
マーケティング用語でF1層と呼ばれる20歳から32歳の日本人女性の旅の価値観は
欧州人に近づいている。
彼女たちの旅の情報源は
旅行会社のパンフレットではないのは勿論
ガイドブックさえ見ない人が増えている。
Instagramを情報源とするF1層は
欧州人の旅の文化に
少しだけ近付いているように感じる。