さてさて、Perfume 東京ドームコンサートから早くも3,4日たちましたね。

ネット上では早くもその10周年記念ライブの内容について賛否両論が渦巻いているようです。
(とは言っても大方が大絶賛なのですがね...)。

当初から予想された音響の悪さや、多くのご新規様を含む5万人相手(本当に超満員だった模様。
ダフ屋も見かけなかったとか?)のコンサートゆえ、セットリストが最大公約数的で刺激に欠けた、などが
否定的意見の主なもののようです。

残念ながら参戦できなかった私のような者にとってはそんなネガティブ・コメントさえもが、なんとも贅沢
な発言に聞こえます。

当日会場に行かれた方々の数々のブログを熟読することでその模様を色々妄想しながらも、WOWOWに
加入していない
から、DVDの発売を心待ちにするしかない、そんなPerfumeファンの皆さん!
あなたは(=僕は)決して不幸なんかじゃない!本物のファンならばこの御方を見習うべきです!

そう、以前ご紹介した、あの perfume おじさん(米、カリフォルニア州在住55歳と判明)です。

東京ドーム公演のニュースを YouTube で見た彼。

その中で数秒流れたアンコールの「ポリリズム」の映像にいたく感動されたご様子。

「体の全組織(system)に今までに感じたことのないような衝撃」を感じ、実は自分はあの会場に居合わせたのではないか?などと真剣に語ります

その感動があまりにも強烈すぎたので、まる一日 Perfume について想いをめぐらしている、とのこと。
なぜ Perfume に自分はかくも魅了されているのか、なぜ自分は あーちゃんをここまで愛しているのか?
などなど。

物理的には僕は東京ドームにいなかったはずなのに、あのニュース映像を数秒見た瞬間、自分の魂がその現場にいたのを感じた」などと再度トンデモ発言を繰り返します。

病状はかなり深刻です。 5:58 には "Am I Crazy?" などと言い出す始末。



"Yes, you are."



同じ病棟にいるからでしょうか、とても親しみを感じる御方です。


Perfume の魅力って何だろう?

例えば、2006年、どこかの電気屋さんのイベントスペースで、「事実上の解散記念」とも言われた
「コンプリート・ベスト」盤のプロモを行う3人。

「2枚の板」の上でのパフォーマンスにも一切手を抜くことのない彼女たちを、この当時から
応援して来た筋金入りのファンの皆さんにとっての Perfume とは?



で、今やすっかりスタイリッシュな大人になった彼女たちを見てはじめてファンになった人にとっては
Perfume も 単に流行の J-POP に過ぎないのでしょうね...



ファンの皆様それそれが勝手に抱く、過剰とも言える「物語の読み込み」によって Perfume 神話
は成り立っています。

そんな幻想・妄想を抱かせてくれる、時代のアイコンとも言える彼女たちに出会えただけでも
ちょっぴり幸せなんだなあ、と物思いにふけるオッサンでした。