Perfume 新曲 「スパイス」。

ドラマ主題歌にも関わらす Aメロとサビの繰り返しのみの構成。しかも転調しまくり。

YMOオタクや、フュージョン・ブーム真っ只中世代からなる中高年のファンが多い Perfume
ブロガーさんたち
(通称「界隈」)の記事でも色々熱い考察が繰り広げられています。

「スパイスって、あれじゃまるでイエス。プログレとハウス・ミュージックの融合か?」

「あの転調ってシンセのトランスポーズ機能使えばボタン一つで簡単にできるんですよ」

などなど勉強になる記事のオンパレード。

特に音楽制作や作曲技法や歴代のシンセサイザーの特性に詳しいキーボード奏者の方や、
ミキサーやスピーカーなどのPA機器やミキシングに精通した方の Perfume ブログは凄いです。

Perfume ライブ会場に行くと必ずミキシングコンソールの機種や型番を確認したり、
ライブ・レポでは「今日は全体的に ~ ヘルツ(HZ)の処理が弱く低音域が うんたらかんたら~」
みたいなコメント連発だったり。

アイドルグループのライブ会場のミキサーさんの名前まで憶えているファンって Perfume ファン
ぐらいでしょうね。

で、この曲「スパイス」のサビ、中毒性が高し

2:38 の 「だけ~ど」の のっち が最高なのです!


フカキョン主演の金曜10時ドラマ(かなりのB級で視聴に耐えられず)の内容を受けて
この楽曲を作成したヤスタカ氏。

カップリング曲の「GLITTER」は、前作の「レーザビーム」に続いてキリン缶チューハイ
「氷結」のCMイメージソングの発注を受けての作成。

「レーザービーム」でもストレート果汁の商品説明を生かして「すとれいと~」や「シュワり」
などのクライアントさんを喜ばせるフレーズを巧みにちりばめたヤスタカ氏。

さすがの売れっ子、職業作曲&作詞家でございます。


で、今回の「GLITTER」の作成にあたっては「氷結」のアルミ缶独自のデコボコな形状が
発する「キラキラ」効果をモチーフに作詞した模様(?)

さらに2番の歌詞には

   一日の楽しみは 誰にも止められないよ
    今日も 明日も

    白い箱 開けると
    いつもの 棚にある
    キラリ 光る そうさ GLITTER


                            とあり        

仕事帰りに冷蔵庫から「氷結」を取り出し、一杯やりながら Perfume 
動画を検索しまくるのが最大の「一日の楽しみ」だと思われるような
中高年のオッサンを想定。(っていうか、それ俺...)


またもやクライアントさんを喜ばせることに成功したヤスタカ氏。やる~!

まあ、そんな下世話な読み込みもありつつ、Dream Fighter 以降の Team Perfume 特有の
「求道精神ソング」とも取れる決意表明の歌として、さらにはイントロの3人のポーズが「長崎の
原爆像」を思わせるとの指摘もあり、サビ後の「君を祈って~」の箇所は震災の被害者への鎮魂歌なのでは?、
などの多様な解釈が可能なこの曲。

まさに最高の1曲と言える
でしょう。

特に、初回限定盤のみの特典DVD付録のこの PV。

まさに Perfume 史上最強の出来。天女降臨!

PV観て泣いたのこれが初めてです。キモイ。

おそらくすぐに削除されるのでお早めにどうぞ。







(特典映像) 応援ビデオの中で Perfume 振付士の MIKIKO 先生を 「MIKO」と
       発音しているのはファンとして失格だと!ネガティブ・コメントをくらい
       少々キレ気味のこの男、Perfume 444.


       反論コメントを証拠ビデオと共に提出しております。 やっぱ危ないかも。

       さらに怖いのが、LAで彼女たちと遭遇したときの奇跡の一枚をプリントしたTシャツ!

       「私は Perfume に会った!」の文字が...



       MIKIKO じゃなくて MAKIKO って言ってる風に聞こえちゃうよね。
       M(エム)の発音上... どうでもいいか。