おでこから大量の汗・・・。
そこまで暑いわけでもないのに。
ボタボタ・・・。
他の人のおでこサラサラしてるのに・・・。
朝セットしたばかりの前髪はベタベタ。
なんで・・・
私だけ・・・
おでこがテカってるの~~!!(涙)
・・・↑少し前の私の状態です。
おでこは他の部位に比べて対策しにくいんですよね。
その上、目のいきやすい場所だから目立ってしまいがち。
そもそも、なんでおでこにたくさんの汗がでるのでしょうか・・・。
今回はおでこに汗がでる原因と、おでこ汗対策について詳しくお伝えします!
おでこから大量に汗が出る原因
おでこから汗が大量に出る原因は様々ですが、大きくわけると2つあります。
①汗腺によるもの
②多汗症
一つずつ詳しくみていきましょう。
①汗腺によるもの
汗は、体温機能調節の働きをしています。
この汗は、皮膚の中にある「汗腺」から分泌されます。
夏の暑い時期にもクーラーを使用し続けると、人間は汗をかきにくくなります。
そして、クーラーによって汗をかく必要がなくなった汗腺は機能が衰えはじめます。
顔の汗腺の数は、他の部位に比べて多いため、そこまで衰えることはありません
そのため、他の部位の汗腺が衰え始めると、汗腺の多い顔に集中しはじめます。
顔の中にあるおでこも汗腺が多い場所なので、おでこに集中して汗をかくのです。
このように汗腺の衰えによっておでこに汗がでている方は、汗腺を刺激して他の部位の汗腺も正常に働くようにすることです。
汗腺を鍛えるには、運動することです。
中でもマラソンなどの「有酸素運動」が効果的です。
運動をして、全身の汗腺の働きを復活させましょう。
②多汗症
多汗症とは、これといった原因もなく、頭や顔、脇、掌、足の裏などに異常に汗をかく疾患です。
多汗症には、全身多汗症と局所性多汗症があります。
全身に汗をかく全身多汗症に比べ、局所性多汗症は頭や顔、脇、足裏、手の平など、一部の部位に汗が集中するのが特徴です。
これらの原因ははっきりとはわかっていませんが、自律神経の乱れが関係しているのではないかと言われています。
人間は、自律神経のバランスが崩れると交感神経が働いて汗を出そうとします。
この交感神経が何らかの原因で働き過ぎることによって、異常に多い汗を出していると考えられています。
特に何も原因がないのに異常なおでこ汗が出る方は、局所性多汗症の可能性が高いです。
参考:緊張したり、精神的に不安な場合は精神性発汗型多汗といいます。
不安を感じたり、人前に出るとき、緊張すると大量の汗が出る方は精神性発汗型多汗に該当する方が多いです。
参考記事:緊張したときにかく顔汗精神性発汗によるものなの!?
この場合は、不安や緊張を取り除くなどの精神的なケアが必要になってきます。
おでこ汗対策
①汗が出たら拭き取る
汗をそのままにすると、前髪はベタベタに濡れてしまいます。
また、肌荒れのトラブルにもつながりますので、汗が出たらこまめに拭き取りましょう。
このとき、ゴシゴシとこすると肌を痛めてしまいますので、優しくポンポンと拭きましょう。
②生活習慣の見直し
クーラーのつけすぎには十分気を付けましょう。
汗腺の働きが衰えないように、適度な運動することが大切です。
運動することで血行をよくして、全身に酸素をいきわたらせましょう。
そうすることで汗腺の働きが強まります。
③前髪を上げる
前髪が汗で束になったり、ベタベタになってしまう場合は、前髪を上げておでこを出すとスッキリします。
おでこを出したくない方は、汗を抑える制汗剤を化粧下地として使うのがおすすめです。
④ボトックス注射
顔の汗対策として「ボトックス注射」という方法があります。
汗腺に作用して汗をとめる方法です。
効果には個人差がありますが、6か月ほど持続すると言われています。
ただし、注射は強い痛みを伴います。(個人差があり、局所麻酔するところもあります)
また、病院によっても費用が異なります。
副作用の心配もありますので、まずは一般的な対策法を実践してみて効果をみてから判断されるのもいいかと思います。
⑤制汗剤を使う
手軽に始める対策法としては顔用制汗剤がおすすめです。
脇などの制汗剤は顔には刺激が強いことがありますので、必ず顔専用のものを使用しましょう。
顔専用の制汗剤は化粧下地としても使えますよ。
おでこの汗対策いかがでしたか?
汗腺の衰えによっておでこから汗が出る方、または多汗症によっておでこから汗が出る方がいらっしゃると思います。
今回ご紹介した方法は、どちらの方にも手軽にできる汗対策です。
ぜひ試して、サラサラおでこを目指しましょう!