汗は本来、体温調節という大切な役割をしています。

 

実は汗には健康的な「いい汗」と、

 

病気が潜んでいる可能性がある「悪い汗」

 

あることをご存知ですかはてなマーク

 

 

あなたが汗をかいたとき

 

「しょっぱい!!!

 

と感じたことはありませんか?

 

 

健康的な汗にも、多少の塩分が含まれているので、

ややしょっぱいと感じることはあります。

 

でも、あきらかに「しょっぱい」と感じる汗は、

悪い汗の可能性が高いです。

 

そこで今回は、「いい汗」と「悪い汗」の見分け方をお伝えしますビックリマーク

 

いい汗と悪い汗は汗腺の機能低下で決まる

 

体の温度が高くなると、脳は汗腺に指令汗を出して体温

を下げるように命令します。

 

通常汗は、体に必要な塩分やミネラルを体に戻し、汗腺

から体の外へ水分だけがでます。

 

この状態の汗は健康的な「いい汗」です。

 

汗をかいてもサラサラして、不快感はありません。

 

 

一方悪い汗とは、体内に戻るはずだった必要な塩分や

ミネラルが体内に吸収されずに、水分とともに体の外に

出てしまいます。

 

その結果、「悪い汗」をかくのです。

 

この状態の汗は塩分が含まれているので、ベタベタして

しょっぱいです。

 

悪い汗は、体にとって必要な塩分まで体外に出てしまうので、

熱中症や脱水症状を起こしやすくなります。

 

ベタベタした汗は臭うの!?

 

汗には、エクリン腺とアポクリン腺の2種類あります。

 

エクリン腺は全身に分布しており、99パーセントが水分です、

 

そのため、汗はサラサラしています。

 

腺の粒も小さいので、蒸発しやすく臭いがほとんどありません。

 

多少、ナトリウムや塩素、アンモニアなどが含まれているので、

汗は「ややしょっぱい」という程度です。

 

 

一方、アポクリン腺は粒が大きく、蒸発しにくいです。

 

そのため、蒸発するまでに時間がかかり、汗の中にある塩分や

タンパク質などが分解されることによって臭いを発するのです。

 

つまり、この状態の汗は「悪い汗」です。

 

いい汗と悪い汗をまとめます。

 

【いい汗】

  • サラサラしていて蒸発しやすい
  • 汗の粒が小さい
  • 雑菌が繁殖しにくいから臭いがない
  • 体温調整の機能が正常

 

【悪い汗】

  • ベタベタ・ネバネバして蒸発しにくい
  • 汗の粒が大きい
  • 汗がしょっぱい
  • 雑菌が繁殖しやすく臭う

 

悪い汗・臭いが出る汗の原因

 

ズバリ!

 

汗腺の機能低下が原因ですビックリマーク

 

汗腺の機能が低下すると、皮脂の分泌が過剰になり、悪い汗が出ます。

 

原因は日常生活に潜んでいます。

 

  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • ストレスなどの自律神経の乱れ
  • 食生活の乱れ(脂の多い食事)
  • エアコン

該当するものはありませんか?

 

運動不足や睡眠不足、またはオフィスなどエアコンに

あたりっぱなしでいると、脳は発汗の必要がないと判断し、

汗腺の機能が低下します。

 

汗腺の機能が低下することによって、体全体で汗をかくことが

できず、汗腺の多い部位にあせが集中し始めます。

 

この状態は汗腺にも負担が大きく、塩分やミネラルなどが

吸収ができなくなり、体外へ排出されます。

 

そのため、汗に塩分やミネラルが多くなり、ベタベタの濃度

の濃いしょっぱい汗になります。

 

 

悪い汗からいい汗に変える方法

 

悪い汗をサラサラで健康ないい汗にかえる方法。

 

それは、

 

汗腺の機能を正常に戻すビックリマーク

 

これだけでOKです。

 

  • 日頃から運動する
  • しっかりと睡眠をとる
  • バランスのよい食事を心がける
  • エアコンにあたりすぎない

 

これらを続けることによって、衰えていた汗腺の

働きが正常になり、全身に汗をかくようになります。

 

ただし、これらを実行してもすぐ次の日から体質が改善される

わけではありません。

 

続けることが大切です。

 

その間、悪い汗は臭いを発生させてしまいます。

 

臭いや汗が気になる方は、汗を抑えてくれる

制汗剤など使用するといいでしょう。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたか?

 

悪い汗はベタベタで不快感があります。

 

一方、健康的ないい汗をかくと、サラサラしていて気持ちがいいです。

 

「いい汗」をかくには体質を変えていくことが大切です。

 

ご自身で「悪い汗だな・・・」と思う方は、運動したり、エアコンの温度を

高めに設定するなどして、汗腺の機能を正常にしてあげましょう!