2023年4月29日にオープンした『SeRieUX(セリュー)』へ。4月29日がオープンだったようで、友人に誘われて行ってみました。モダンフレンチのお店です。
乃木坂寄りの六本木。東京ミッドタウンのすぐそばで、六本木の中でも落ち着いたエリア。この外観面白いですね。ここ確か昔カフェだったような気がする。店名である「serieux(セリュー)」はフランス語で本気という意味だそう。決意が見えますね。
店内は広々〜。ビッグカウンターと奥に厨房があり、ゆったりした雰囲気。
六本木でこの空間というのは、それはそれでゴージャスとも言えますね。
そして、そして。プレオープンコースで2期に分かれて違う趣向でしたが、とってもお得なコースがあり訪問しました。5月7日まではショートコースが8800円、5月10日〜6月11日まではディナーコースが11000円と普段よりお得にいただけます。これは徐々に品数の多いメニューへと移行するという意味でしょうかね。こういう場合は、現在調整中という意味も込められていると私は思っていますのでまあ小さなことは気にせずに食事を楽しみたいと思っています。
今回はショートコースでいただきました。苦手食材が含まれていたのでこちらとはちょっとメニューが違いましたが、これに準じたものが出てきました。
シェフは大塚哲郎氏。『ラトリエドジョエルロブション』(東京)『パトリック ジェフロワ』(フランス)『ピエール ガニエール』(東京)『ランベリー』(東京)などミシュラン星付きレストランの勤務を経て、その後フランスの星つきレストランの東京店のシェフに就任。 直近は銀座『ラルジャン』のスーシェフだったとのこと。名店を渡り歩いてきている経験豊富なシェフでした。
▼ラルジャンの記事はこちら▼
VINTENSE SPARKLING BLANC DE BLANCS
ノンアルコールのスパークリングからスタートです。
甘さは控えめで食事を邪魔しないすっきりした味わいでした。
International Taste Institute 2020にてノンアルコール飲料部門のワインテイストで唯一「二ツ星」を獲得したノンアルコールスパークリングです。
プレオープンコース8,800円(税込・サービス料別途10%)をいただきましょうか。メニューは地名、そして食材の順に記されていました。
ブルターニュ 蕎麦粉ガレット カマンベール / ジャンボンブラン
滋賀 稚鮎 マンゴー / 山葵
ブルターニュでのご経験もあるシェフは、まずはブルターニュの代表的なメニューである蕎麦粉のガレットを筒状に焼いて、中にはカマンベールとハムを詰めて。カマンベールはちょっと熟成の強いものだったかな。蕎麦粉に負けない香りのもので。
琵琶湖の稚鮎は軽く揚げてマンゴーとワサビのソースを合わせて。
富山
白海老 キャビア / サワークリーム
小さなパイですが白海老をたっぷり使ったリッチなもの。オシェトラキャビアで粒も大きめ。お花も感じも綺麗ですね。
パンはメゾンカイザーのチャパタでした。
パンには小豆島のフルーティーなオリーブオイルで。
茨城
蛤 蛍烏賊 / ホワイトアスパラガス
蛤の出汁のスープの中には、蛤と少し薫香のるホタルイカ。茹でたホワイトアスパラは軸の部分と千切りになった軽やかな前菜に。
フランス
リドヴォー アーティーチョーク/ 人参
リードボーとアーティーチョークにジュニパーベリーのパウダーを散らして。濃厚なにんじんのソースは、にんじんの甘味とジンの苦味のマリアージュ。
ノンアルコールドリンクは東方美人茶のご用意もありました。
ライ麦と全粒粉の2種のチャパティでした。
瀬戸内海
真魚鰹 ソースブールブラン
真魚鰹はふっくら焼かれ口の中ですっと消えていく火入れ。バターを使ったリッチなブールブランソースがよく合いました。
仔牛のTボーンを炭火で焼いてくださいました。目の前でモクモクのパフォーマンス。
ブルターニュ
仔牛 ソースペリグー
炭火で焼いてくださいました。きめ細かな肉質には、甘味ペリグーソースを合わせて。山菜や蓮根が添えてありました。
オランダ
リュバーブ ハイビスカス / レモン
少し酸味もあるデザートで最後さっぱり締めくくりました。
小菓子
ゴールデンキウイとキャラメルのボンボン、そして最初に登場したガレットのようにブルターニュの名物ガレットブルトンヌで〆でした。
お茶はミントのフレッシュで。
今回はショートコースでさらっといただいた感じでした。軽やか料理を作ってくださいましたしスタイリッシュですがカウンターという気をわない感じで、幅広い方々が楽しめるのではないでしょうか。
SeRieUX (セリュー)
東京都港区六本木7-4-4 アートシェル 1F
03-6432-9951
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