フランス大使館で開催された、フランス貿易投資庁 - ビジネスフランス主催のフレンチガストロノミーの祭典 Food Experience 2023 「フランス、美食の余韻」に参加しました。美食大国フランスの高級食材や飲料などが一堂に会した商談展示会です。

 

今回はフランス各地から16社総勢24ブランドの名品が出展。見たことあるぞ!というものから、こんな商品目から鱗というものまで勢揃いです。

 

ブランドはこちら。有名ブランドがいっぱいです❤️

 

 

 

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今回は特別セッションがあり、2ブランドのセッションに参加しました。

 

 

Hasnaa Chocolats Grands Crus

アスナ・ショコラ・グラン・クリュ

2014年創業、女性ショコラティエール、アスナ・フェレイラによるアルティザンショコラ。ボルドーワインの産地のショコラティエとしてワインが苦手な方でも食べられる特徴あるガナッシュ作りをしています。今回は3種のボンボンショコラで食べ比べ。アスナ氏は、樽香を付けない方がよりテロワールを感じると考えており、ストレートなワインを合わせることでワインの良さも伝えられるチョコレート作り発想されているとのことでした。

 

 

サンテミリオン/左上:メルローの優しい甘味と軽めのタンニンが特徴

プラリネ/中央:ヘーゼルナッツを使った軽い食感

サンジュリアン/右下:ワインと合わせるのにかなり苦労したという渾身のショコラ。樽熟成されていないカベルネソーヴィニオンを使用した果味の強い仕上がりでした。

 

2018年にはビーントゥバーもスタートし、売り上げの一部をタンザニアに寄付する活動などもされているとか。是非このピンクのパッケージをチェックです❤️

 

 

Le Cordon Bleu

ル・コルドン・ブルー

1895年にパリで設立された料理研究機関。20カ国35校以上で2万人を超える生徒が実績あるシェフ講師のもと、革新と創造性を融合したプログラムを受講することができます。この日はデモンストレーションがありました。2度ほどイベントなどでコルドンブルーの実習をさせていただいたことがありますが、一流のシェフたちがしっかり教えてくれるのがいい。コルドンブルーは世界共通ですし一流の講師が揃っているのもいいところですね。

 

できたのは、【鶏と卵ビーツ仕立て

白バルサミックヴィネガー&トリュフのフレーバーパールをあしらって】

今回出展されているブランドの食材を使用し、作られた卵料理。ビーツとの組み合わせが新鮮ですね。新たなレシピのウッフマヨネーズが完成しました。

 

 

Marcel Senchou 

マルセル・センチュウ

コルドンブルーのデモンストレーションでも使用されていた、ケチャップはフランス南西部生まれのプレミアムケチャップとハーブスパイスブランドのものです。ケチャップってトマトのイメージですが、トマトにスパイスを加えたものやビーツやにんじんのケチャップも開発。小さな料理革命を起こしています。このビーツのケチャップは早く日本で流通して欲しいなと思います。

料理をさらに美味しくしてくれる、さまざまなスパイスも取り扱っています。

 

Christine Le Tennier

クリスティーヌ・ル・テニエ

コルドンブルーのデモンストレーションで使われていたもうひとつの食材が、このクリスティーヌ・ル・テニエ。1986年以来、ブルターニュの海藻を使ったパール状の調味料など斬新で革新的な食材を提案しています。

 

上質な天然コーティングは昆布由来のアレルギン酸塩。バルサミコ酢やフルーツピューレなどさまざまですが、トリュフを使ったこちらがシェフたちに大好評だとか。

 

 

 

Isigny Sainte-Mère

イズニー・サント・メールチェスコ㈱

フランス、ノルマンディー地方、イズニー社のミモレット(6ヶ月・18ヶ月・24ヶ月熟成)、パスチャライズ・カマンベールなど旨味とコクが凝縮されたチーズやポーションタイプのAOPバターが紹介されていました。イズニーのミルキーな口溶けのバターも美味しくて大好き。

 

 

Sébastien Bouillet 

セバスチャン・ブイエ(ジェイ・ワークス㈱)

リヨンに本店を構えるパティシエ兼ショコラティエのセバスチャン・ブイエ。今回は、11月17日学芸大学にオープンしたパン屋焼き菓子を中心に展開する新ブランド「グテ (おやつ)」をご紹介。ご自身でセミナーもされる熱の入りようでした。

 

 

 

 

ST MICHEL

サンミッシェル

1905年創業、フランス焼き菓子の老舗。ジョセフ・グリエルが作る「ガレット・サンミッシェル」が海水浴にやってくる女性たに注目され、今やガレット、ビスケット、マドレーヌなどオリジナルレシピで作られる素朴な味は、フランスのみならず世界中で愛されています。

 

 

Maison Colibri 

メゾン・コリブリ

1896年創業、フランス最古の工業用パティスリーショップ。120年の歴史をもつ伝統製法のマドレーヌや特許取得のチョコがけシェル・マドレーヌはヘーゼルナッツチョコ、ラズベリー、レモンなどのフレーバーを提案し、創造性を刺激するオリジナリティ溢れるペイストリーを生み出しています。

 

 

Maison Toussaint

メゾン・トゥーサン

パンでピス、スパイスケーキ、ビスケットなどを製造する企業。フランスではグラン・エピスリー・ド・パリやギャラリー・ラファイエット、プランタン、そしてパリとリヨン空港などにも店舗を持つ企業です。パッケージもカラフルでかわいい。

 

 

Amatake

アマタケ

創業1964年。育種鶏をフランスのHubbard社と定期輸入契約を締結し、「岩手で育てたフランス赤鶏」の生産を行っています。サラダチキンなど加工品の製造販売も。

 

 

「岩手で育てたフランス赤鶏」のむね肉やもも肉はもちろん、サラダチキン、ガラスープやコラーゲンスープなど生肉から加工品の製造販売を行っています。

 

 

Moutarde de Meaux Pommery  

ムタール・ド・モー・ポメリー

修道士が古来より作っていたことで正確な創業が分からないようですが、1632年より正式に創業し、王室御用達にもなっています。伝統製法と高品質のフレンチマスタードを提供し続けているブランド。ビストロ等でよく見かけるやつ。他にヴィネグレットも製造販売しています。

 

 

 

 

Jules & Gabrielle 

ジュール・エ・ガブリエル

最高級の原材料と製造工程にこだわり、プラリネなど伝統のフランス製菓材料を製造販売しています。パティスリー、ショコラティエ、高級ホテル、星付きレストランが顧客であると共に、デリカテッセンや高級小売店へ卸しています。

 

Albert Menes   

アルベール・メネス

1921年ブルターニュ出身のアルベール・メネスが創業した高級エピスリーで、伝統的かつエキゾチックなプロ向けのスパイスはもとより、ブリザーブやジャム、ナッツやドライフルーツまで販売しています。

 

Umiami

ウミアミ

2020年創業の独自の技術で製品の品質や栄養価を損なうことなく、100%植物由来のヴィーガン製品を開発するフードテック・スタートアップ企業。

 

Les Jardins de Gaïa 

レ・ジャルダン・ド・ガイア (日仏商事㈱)

1994年アルザス地方ヴィっティスハイムで創業。フランス、ヨーロッパで初めてフェアトレードに加盟したBIO(有機)茶葉を扱うメーカー。

 

 

CONFITURE PARISIENNE 

コンフィチュール・パリジェンヌ(日仏商事㈱)

2人のパリジェンヌが生み出した究極のジャムブランド。合成添加物や保存料を一切使用せず、銅鍋での伝統製法でジャムを作り出します。斬新な味と遮光性を兼ねそろえた個性的なエナメル加工のパッケージが話題を呼びフランスでは多数のブランドとコラボレーションの商品も発表しています。

 

 

MAISON LA FUMÉE  

メゾン・ラ・フュメ

2020年創業、グアドループ島のラム酒・リキュール。スモークパパイヤ、スモークバニラなど伝統と料理の革新を複合させた斬新なフレーバーを提案しています。

 

 

Distillerie Neisson 

ネイソン蒸留所(ジャパン・インポートシステム)

1931年創業、家族経営で代々続く、マルティニーク島最古の蒸留所。2013年より有機農業へと転換し2016年には最初のオーガニックラムAOCマルティニークを発表。独自の酵母菌を使い、製造しています。

 

 

Champagne Alain Navarre

アラン・ナヴァール(㈱ヌーヴェル・セレクション)

「ヴァレ・ド・ラ・マルヌ」の鬼才アラン・ナヴァールが運営するレコルタン・マニピュラン。高品質でイマジネーション溢れる作品を多数リリースしています。

 

 

 

 

 

 

Champagne Fleury Gille 

フルーリー・ジル (ラ・ヴィネ|㈱恵比寿ワインマート)

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、エペルネの西、トレル・シュル・マルヌ村で1842年より代々続く蔵元。マルネ渓谷の最も日当たりの良い丘陵地帯トレルー=シュル=マルテに位置する約8haの畑でリュット・レゾネを採用。シャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエから作らせれたワインを製造しています。

 

 

Brasserie Duyck

ブラッスリー・デュイック(F.B.JAPON|㈱和飲風土)

「ビエール・ド・ギャルド」の代表銘柄ジャンランを手掛けるビールメーカー。北フランスのその名もジャンラン村で5世代にわたって醸造を続けており、「ビエール・ド・ギャルド」は、知名度、人気、共にトップクラスです。

 

魅力あるフランスブランドと巡り合えたフレンチガストロノミーの祭典 Food Experience 2023 「フランス、美食の余韻」。案外身近なフランス製品ですが、今後さらに日本で目にしそうな商品がいっぱいでした。