昨年12月にプレスツアーで宿泊した『ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄』では「ヒトを元気に!地球を元気に!」をテーマに地球の健全なサイクルや姿に寄り添い、積極的にSDGs の目標のひとつである「海の豊かさを守ろう」に取り組んでいます。恩納村や沖縄科学技術大学院大学(OIST)と連携することで豊かな自然を守り、人と地球を元気にする企業として、ホテル全体でさまざまな企画を実施。2021年には「おきなわSDGs パートナー」にも登録されました。

 

 

■瀬良垣島・クマノミ育成プロジェクト■

ホテル全体が海に囲まれたこのホテルでは、気候変動を少しでも食い止めようという目標のもと、世界の大学ランキング10位である「沖縄科学技術大学院大学(OIST)」の海洋気候変動ユニットの監修のもと、近年減少しているクカクレクマノミ(以下クマノミ)の育成と海洋での保全・復元を目的としたクマノミ育成プロジェクトを実施。育成プロジェクトを監修しているOISTマリンサイエンスステーションは瀬良垣島の入り口のホテルからすぐのところにあり、海洋に関わる実験と研究をしています。見学ができず残念でしたが、OISTではクマノミを6種を採取し、熱波シュミレーターで温度や酸性化などの地球の温暖化や季候変動への影響を研究しているとか。

 

 

同ホテルでは、育てたクマノミを自然の生態系を乱すことがないように最大限の配慮を施し、瀬良垣周辺の海 へ放流。ホテルのアクティビティである「クマノミと瀬良垣島の海を学ぼう!」では、ダイビングやシュノーケリング体験とレクチャーを組み合わせた学びあるメニューになっていています。クマノミは映画「ファインディング・ニモ」の主人公なわけですが、かわいいだけじゃなくて実はとっても希少なもの。

なんと産卵後の生存率は、0.000416%!!

 

 

これは、私がシュノーケルで海に入ってリアルに見たクマノミがこの写真です。イソギンチャクに生息し、敵から身を守っているんですね。クマノミは雌雄同体魚(しゆうどうたいぎょ)といい、性別のないまま成長します。このイソギンチャクに住み着いているクマノミは、手前の一番大きなのがメス。右の隠れているのが二番目で、三番目以降は性別がありません。ちょっとミツバチみたいです。ちなみにメスが亡くなると二番目のオスが雄性先熟と言われる性転換をし、メスになります。現在知られている魚の種類は2万種ほどだそうですが、性転換する魚はおよそ400種。クマノミはその中の1種で可愛いだけじゃなく、その珍しい生体と希少性があるわけですが、こんなかわいいクマノミが絶えないよう、また海の生態系と共に守っていきたいものですね。

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シュノーケリングまたは体験ダイビング探検をしながら楽しく学べるアクティビティ「クマノミと瀬良垣島の海を学ぼう!」の売上の一部は、将来のクマノミ育成に還元されるそうです。『ハイアットリージェンシー瀬良垣』に宿泊された時には、是非このアクティビティにも参加されてみてくださいね♪

 

 

 

■ハニー&コーラル・プロジェクト■

「サンゴの村」と呼ばれる恩納村ですが、OISTと共に珊瑚の保全を目的としたプロジェクテトを推進しています。沖縄では雨が降ると土壌の表面が浸食され、雨水と共に赤土が河川に流れ込み海に流入すると、堆積した赤土はサンゴ礁の白化現象を引き起こす原因となります。恩納村では農家が畑周辺に緑肥植物を植え赤土の流入を防ぎ、ミツバチの飼育と研究も可能となる持続的に赤土流出を防ぐ村独自の取り組みし、村内のはちみつを作りの産業化にも繋げています。

 

ホテルではこのはちみつを購入し、これらを使用したスイーツやドリンクを「レストラン セラーレ」や「マーケット」にてご提供するというサイクルを作り出しています。

 

 

■珊瑚の保護プロジェクト■

1996年のオニヒトデの大発生と、1998年に起こった世界的な海水温上昇で、沖縄の珊瑚が白骨化したというニュースをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。恩納村漁業組合では、1999年から海ぶどうの養殖施設を使いサンゴ養殖と保全に取り組んでいます。

 

ホテル近くにある「沖縄ダイビングサービスLagoon」にて、珊瑚についてのレクチャーと専用の台にクレヨンでメッセージやイラストなどを書き、針金でサンゴを固定して植え付ける苗作り体験をしてきました。私がイラストを描いた苗もありますよ。

 

自分の手で養殖をしているプールに放ちます。

 

こちらが今回プロジェクトに参加した皆さんの苗です。カラフルでかわいい。

すくすくと育ってくれるといいな。

 

ダイバー達がこんな風にして海に植え付けていきます。今回は海に囲まれた素晴らしいホテルでの滞在となりましたが、海に関わるさまざまな自然への取り組みを体験することができた学び多き体験となりました。

 

『ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド 沖縄』では、SDGsな取り組みも積極的に行っており、月に一度ホテル周辺のビーチクリーンを実施したり、恩納村主催のビーチクリーンにも積極的に参加しています。

 

レストランでは、プラスチック製のストローを廃止し、パイナップル葉繊維で作られた天然素材で生分解性の環境にも配慮されたストローを使用したり、食事から出る廃棄物の量も毎日チェックし、同時に肥料化しているそうです。もちろん沖縄で生産された食材を積極的に利用し、フードマイレージの削減を行っています。お部屋の水もスチール缶だったりと様々な環境への取り組みを行っていました。

 

これSUPヨガをしている様子なんですが、体幹がないとかなり厳しい・・・(笑)。

 
でも海を見ながらのトレーニングは快適ですし、シュノーケリングでクマノミを見たり、すぐにプールに飛び込めるテントサウナを体験したりと、海と自然を満喫できる滞在となりました。

 

 

お部屋も素敵でしたがお部屋からの眺めも素敵。

是非自然にどっぷり浸かった滞在を楽しんでみてくださいね。

 

 

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『ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄』

沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108

電話: 098-960-4321