私は登山とずっとやっていました

夏だけでなく冬の雪山もやっていました

冬山は特に重装備

アイゼンやピッケルはもちろん

テントや寝袋を背負って

危ないところもあるし

寒いし

登りはきついし

辛いことは多い

でも

山頂にたどり着いたときの景色は

空気が澄んで夏山では味わえない素晴らしさがあります

 

登山は2,500mを越えてくると

空気が薄くなるのを感じます

3,000mを越すとさらに感じます

山頂での景色を見たいから頑張って登ります

山頂での達成感と景色は言葉に表せないぐらいの感動があります

この達成感や景色が無ければ苦しい思いをして登ることはありません

 

人間社会

会社

コミュニティーでマウントをとりたい人がいます

なにが楽しいのかわからない

良い景色もないのにどうしてかわからない

他人の悪口や不幸を口にしてマウントをとる

自分の裕福さをアピールしてマウントをとる

こんなことでマウントをとってもいい景色はないと思います

息苦しいだけです

 

人間の社会での存在は絶対的な評価です

人の悪口を言って

人の不幸を口にして

自分の裕福さをアピールして

相対的に自分が上になる気になっている

実際は上がりません

そんなところで相対的に評価されません

自己満足だけです

人を下げて自分が上がっている気になる悲しい自己満足

寂しい人たちです

そのうちに周りに誰もいなくなります

 

社会や会社、コミュニティーで中心になる人

そこには自然に人が集まってきます

温厚な人柄

聡明さ

優しさ

思いやり

そのような人に自然に集まってきます

そしてそこは決して上下のあるマウントではありません

平坦な世界です

 

そのような社会に私は入りたい

そこの住民になりたいと思っています

進研ゼミ 中学講座

 

 

今までの人生の中で頭のいい人にたくさん出会いました。

もちろん旧帝国大学出身というような人もいますが、勉強ではない地頭のいい人に多く出会いました。

意外と地頭のいい人は、コツコツと地道な努力の不得意な人が多かったような気がします。

そのため、地道に受験勉強をしていないのか出会った地頭のいい人は普通の学歴の人が多かったような印象です。

社会や会社などのコミュニティーでは地頭のいい人が重宝されます。

私が出会った地頭がいい人の特徴を書いてみます

 

地頭のいい人の特徴

 

1.     課題解決力に優れる

何かの課題に対して、いろいろな方法を考えようとする。絶対に無理な方法でもとりあえずいろいろ考える。その中から可能なものを選別して取り組んで行く。あきらめるということはしない。

 

2.     理解力に優れている

とにかく理解することが速い。それは漠然と物事を捉えるのではなく、重要なこととそうでないものを分別して考えているからである。不必要な事柄まで混ぜて考えると複雑になり理解することが遅くなる。

 

3.     論理的かつ核心を理解しているので説明が上手い

一つの事柄を分解して、それぞれのことを組み合わせて成り立っていると考える。そのため論理的に順序だてて考え、その中の重要な事柄をしっかり把握している。人に説明するときも重要事項を簡潔に説明するので相手の理解も速い。

 

4.     判断力がある

物事の核心を理解しているので判断力に優れている。また、失敗しても戻って良い方法を考えれば良いと考えているし、失敗を成功の糧と考えているので失敗することをあまり恐れていない。

 

5.     応用力・改善力がある

一つの事例に対して、世の中にある関係ないような他のことも参考にして考える。悪い言い方をすれば模倣することが上手い。そのため、いろいろな周りの事柄に対して改善するアイデアがたくさん生まれる。

 

6.     客観的で素直

自分や物事を客観的に見ることができるため、自分が全て正しいとは思っていない。自分の考えよりも良いものが必ずあると考えているので、他人の意見を素直に聞くことができる。そして、いろいろな意見の良いところを組合すことができ、更に良いものを考えることができる。

 

7.     温厚な性格

理解力、判断力、論理力が優れ、素直であるために物事を俯瞰的に捉え、相手の気持ちや物事の動きを想像できるため、感情的な発言は少ない。

 

8.     発想力・想像力が豊か

常にいろいろなことを想像している。日常生活においても細かな事柄の先を想像している。いろいろな発想でアイデアが生まれてくる。

 

9.     頭の中に順序がある

今の事柄が終わったら次に何が起こるかを想定して行動している。頭の中で一歩先を読んで行動している。そのため会議で質問される内容も想定して答えを事前に準備することができるなど問題点も事前に把握して対策を考えている。

 

10.            コミュニケーション能力に優れている

他人の意見も重要であると考えているので、いろいろな情報に接することを好む。論理的な思考があり素直なことから人から嫌われることは少なく、そのためコミュニケーション能力に優れている。

 

まだまだたくさんあると思いますが、私が知っている頭のいい人、地頭のいい人、会社や社会で重宝される人はこのような感じです。

 

しかし、優れているばかりではなく、地道な努力が不得意な人が多いという印象です。そのため、意外と学歴が低い人も多かったですね。

 

地頭が良いと会社でも社会でも重宝されて中心的存在になります。

学歴よりも地頭が大切だと思います。

 

ただ、就職でも地頭の良さを測るすべがないので困りますね。

 

進研ゼミ 小学講座

 

公園などのパブリックスペースは皆が自由に使うことができます

自由に使えるからこそマナーやルールを守ってほしいです

 

自由に使えるのと何をしてもいいということは違います

自由に何をやってもいいわけではありません

自由に使えるからこそ他の人への配慮が必要なのです

その場所への配慮が必要なのです

 

ゴミもそうですよね

パブリックスペースが汚れているのをよく見かけます

「公園だから」

「誰も見ていないから」

平気で捨てる人が多い

 

本来はパブリックスペースだからこそ大切に使わないといけません

きれいに使わないといけないのです

 

一流のホテルでゴミを床に捨てる人はいません

公園などでは平気でゴミを捨てる人でも捨てません

なぜなのか

「他人が見ているから」

「高級だからそれに見合った行動をしなくてはいけない」

「きれいだから」

皆意識しています

 

一流ホテルは客として利用しているので

ごみを捨てても従業員が拾ってくれます

汚しても掃除してくれます

もちろんゴミを床に捨てていいわけではありませんが・・・

 

パブリックスペースでも一流ホテルでも同じように対応するべきなのです

 

利用者がお互いに気持ちよく利用するパブリックスペース

利用者自身が汚さない意識を持たないといけないパブリックスペース

ゴミを捨てても汚しても誰からも注意されないからこそ

意識してマナー良く利用しないといけません

 

相手が誰であろうが場所がどこであろうが紳士・淑女でありたいと思います

す私は還暦を過ぎ定年退職したリタイヤ組です

 

私には自慢できるような学歴はありませんが

たまたま就職時期が良かったのか

それなりのところに就職できました

 

そして周りに旧帝大を卒業しているような人もいましたが

そのような方と肩を並べて、仕事をすることができました

 

自慢ではありませんが一般的にいわれる出世もしたと思います

 

時代が良かったといえばそれまでですが

仕事で意識してきたことがたくさんあります

それが功を奏したと思っています

 

それをシリーズで掲載していきたいと思います

少しでも皆さんの人生や生活のお役に立つことができれば幸いです

 

「時は流れているそれとともに社会や顧客の意識は変化していく」

 

当たり前ですが時は流れています

 

ですから

過去の慣習や判断、やり方をいつまでも正しいと思ってはいけません

 

確かに

安全や作業手順の基本的なところは大きくかわりません

しかし

社会や人間、会社、顧客などは常に変化しています

それに順応しなくては取り残されてしまいます

周りに変化に合わせて変わっていかなければなりません

 

でも

年齢を重ねた人

自分の立場を守りたい人

権利意識の強い人

自己中心的な人・・・などなど

このような人たちは今までの慣習ややり方を変えたくありません

なぜなら変えてしまうと

自分の存在価値が無くなると思うからです

 

このような人たちは

自分の立場を重んずることが

形式を重んずることが

大きなデメリットのあることがわかっていないのです

 

当然

相手の気持ちを考えること

安全性に配慮すること

能率性を追求すること

これらは必要なことです

しかし形式を重んずることにとらわれ過ぎると

コミュニティー、会社などで

創造することや社会の変化に合わせることができなくなってしまいます

特に若い人たちから意見が出なくなってしまいます

創造の欠如だけは避けないといけません

 

人の満足である効用を高めるためには

常に社会や顧客の意識は変化していることを念頭に置き

柔軟に対応でき創造できる人材になる

柔軟に対応でき創造できる人材を育てる

それが大切であると思います

新年度が始まりました

 

進級 入学 就職

新しい世界へ踏み出します

 

多くの方が不安と期待を胸にしていると思います

 

私も学生から社会人へ踏み出した時

何もない空っぽの自分は

何になのかわからない不安と根拠のない自信と期待

不安と自信という正反対の気持ちが交錯していました

 

全く経験していない新しい生活

何も入っていない空っぽの自分がいて

空っぽだからどんなことでも受け入れられる自分がいて

それが不安と自信

そして期待となっていたのだと思います

 

実際に新しい社会へ踏み出すと

失敗と成功が代わる代わるやってきました

どちらかといえば失敗が多かったですね

 

失敗して挫折して悲しんで

成功したときに喜んで

その繰り返しで成長できました

 

どちらかといえば失敗と挫折で成長できたと思います

 

成功体験よりも失敗体験を活かすほうが成長できると思います

 

人生は

失敗を続けることはありません

挫折ばかりではありません

成功を続けることはありません

喜ぶことばかりではありません

 

ですから人生は楽しいのです

 

勉強や仕事を好きになれれば良いのですが

なかなかそうはならないことが多いです

ですから

勉強が好きにならなければ他のことを好きになってください

仕事が楽しくなければ他のことで楽しんでください

 

自分の居場所はそこだけではありません

必ず居心地のいい場所があるはずです

 

視野を広げてください

新しい生活になった時に

今見えているものだけに固執すると苦しくなります

 

人生には

貴方を必要とする場所や人

貴方が必要とする場所や人

必ずたくさんあります

 

人生はそれを見つける旅です

楽しみましょう

 

人生の残り少ない年寄りが経験したたわごとですが

参考になれば幸いです

人生を長く過ごしてきて思うことがあります

 

人生には

苦しいこと

悲しいこと

楽しいこと

嬉しいこと

たくさんあります

 

人間にはそれぞれがプラスマイナスで同じだけあると思います

苦しいばかりの人生はないし

楽しいばかりの人生はありません

 

どこかで苦しんだから今の楽しさがある

どこかで楽しんだから今の苦しみはある

人生ってそういうものです

 

若くして苦しみが多ければ年齢を重ねると楽しみが多くなる

若くして楽しみが多ければ年齢を重ねると苦しみが多くなる

人間ってそういうものです

 

大きな苦しみは大きな楽しみを生み

大きな楽しみは大きな苦しみを生みます

 

でも大きく楽しんで大きな喜びを生む方法があります

それは今の苦しみを苦しみと思わず将来の楽しみのための楽しみだと思うことです

 

確かに今の世の中は

生まれたときの家庭環境

育った環境で

人生のスタートは人それぞれ大きな違いがあります

 

しかし

生きている今を将来のために考えて行動することで

将来が大きく変化します

 

今の苦しみを将来の喜びのための楽しみと捉えること

考え方を変えるだけで

人生は大きく変化すると思います

 

苦しみを楽しんでみませんか

これこそがポジティブシンキングだと思います

私は還暦を過ぎ定年退職したリタイヤ組です

 

私には自慢できるような学歴はありませんが

たまたま就職時期が良かったのか

それなりのところに就職できました

 

そして周りに旧帝大を卒業しているような人もいましたが

そのような方と肩を並べて、仕事をすることができました

 

自慢ではありませんが一般的にいわれる出世もしたと思います

 

時代が良かったといえばそれまでですが

仕事で意識してきたことがたくさんあります

それが功を奏したと思っています

 

それをシリーズで掲載していきたいと思います

少しでも皆さんの人生や生活のお役に立つことができれば幸いです

 

「良い組織には自然に心地よい風が吹く」

風通しの良い組織をつくる

とても大切なことです

 

しかし

上司が一生懸命に吹かそうとしても

部下が一生懸命に吹かそうとしても

簡単には吹いてくれません

 

組織の雰囲気が良くなり

自然にどこからともなく風が吹かなくてはなりません

 

それをつくるにはどうすれば良いか

 

それほど難しいことではありません

大切なことを守るだけです

上司は

1.     部下の提案を絶対に初めから否定しない

2.     提案や相談事を前向きに受ける

3.     絶対できないような案件であっても否定せずに検討する

4.     検討したプロセスを説明して結果を示す

5.     どのような提案であっても相談であっても話してくれたことを賛辞する

6.     全てをポジティブに考える

7.     部下の評価は業務内容を俯瞰的に見て客観的に評価する

8.     部下の評価内容は具体的に伝え必ず改善点などをわかりやすく指導する

9.     失敗をすぐに悪い評価とするのではなく改善すれば失敗を評価対象としない

10.            組織の目標からそれぞれの部下の目標を決定して具体的な内容と数値を与える

11.            部下の目標は高すぎても低すぎてもダメで少し努力すれば達成できる目標を設定する

12.            報告・連絡・相談をあまり重視すると部下の独創性が欠如することになることを理解する

 

部下は

1.     どのような事であっても自分で抱え込まずに上司に相談する

2.     自分の仕事がうまくいかなくても愚痴を言わない

3.     人の批判をしない

4.     何もしないのはマイナスであると考えて積極的な提案や行動を起こす

5.     全てをポジティブに考える

6.     報告・連絡・相談を適切に行う

 

職場内がこのような考えで業務を行えば

必ず自然に風が吹いて風通しの良い組織になります

 

お互いの気持ちが通じることが

心地よい風を吹かすことになります

働けど働けど時間に追われ楽にならない生活

物価は上がるけど賃金は増えない

持っている人と持っていない人の格差が広がる

金利が上がれば住宅ローンがきつくなる

何かわからないけど大きな歪みを感じています

 

昔の人の生活は白黒のモノトーンに見えたけど

今は自分たちの生活のほうが灰色に見える

 

明治時代は東京から大阪まで電車で約20時間

大正時代は東京から大阪まで電車で約12時間

昭和時代の初めは東京から大阪まで電車で約8時間

今は、東京から大阪までのぞみで約2時間30分

乗り物の進歩はすごいです

 

本来であれば、短い時間で移動できるようになれば、空いた時間で余裕ができるはずですが

なぜか、昔からみて今の人たちのほうが、忙しくなっている気がします

心に余裕がなくなっているような気がします

 

昔は家の軒先で炭をおこし七輪を使って魚を焼いている人もいました

のんびりした良い時代でした

今はガスコンロで簡単に魚を焼けます

時間に余裕ができるはずなのに今のほうが忙しく感じます

 

何故なんでしょう

 

昔も今も忙しいことに変わりはないと思います

昔は家族も多く生きるのに必死でいろいろなことをやらなくてはいけませんでした

いろいろなことすべてに手間がかかっていました

だから物事を能動的に自分から追わなければなりませんでした

一生懸命に働けばそれなりに生活が良くなる時代でした

 

今は全てが便利になっています

いろいろなことを簡単にできるようになっています

しかし便利になればなるほど物事に掛かる時間が短くなりいろいろなものに追われるようになります

追われていろいろ忙しくしているけど生活はよくなりません

 

精神的にも追うよりも追われることの方が辛い

この追うのと追われるのの違いで

忙しく感じるのかもしれません

むなしく感じるのかもしれません

 

恋愛も同じで追うのは疲れませんが追われるのは疲れますよね

追うのは必死ですが追われるのは生きた心地がしませんよね

追うのは楽しいですが追われるのは怖いですよね

気持ちに大きな違いがあります

 

これが心や生活の余裕に現れているのかもしれません

 

時代は進み便利にはなりました

しかし豊かになっていないような気がします

 

どうすれば気持ちだけでも豊かになれるのか

答が見つからないまま時間だけが過ぎていきます

私は還暦を過ぎ定年退職したリタイヤ組です

 

私には自慢できるような学歴はありませんが

たまたま就職時期が良かったのか

それなりのところに就職できました

 

そして周りに旧帝大を卒業しているような人もいましたが

そのような方と肩を並べて、仕事をすることができました

 

自慢ではありませんが一般的にいわれる出世もしたと思います

 

時代が良かったといえばそれまでですが

仕事で意識してきたことがたくさんあります

それが功を奏したと思っています

 

それをシリーズで掲載していきたいと思います

少しでも皆さんの人生や生活のお役に立つことができれば幸いです

 

「職員の育成と組織の矛盾」

 

職員を育てると組織も育つといいます

そして職員を育てるのには結果よりもプロセスが重要といいます

 

でも会社などの組織には結果が求められます

 

この矛盾をどうやって埋めるのか

 

本当にいろいろ悩みました

 

仕事での結果は当然求めないといけません

当然職員には売り上げなどの結果を求めてしまいます

しかし職員を育てるためには結果でなくプロセスを重視する必要があります

 

すごく矛盾を感じていました

 

会社は結果を求めます

職員はプロセスを重視します

でも結果的に職員の評価は結果となることが多い

矛盾を感じます

 

悩みに悩みました

 

この矛盾を埋めるためには

結果からプロセスを逆算する

プロセスから結果を導き出すことをシミュレーションする

それらを合致させる綿密な工程を構築することが重要になると思いました

 

持っている知識

集めた情報

それらを体系的に組み合わせることが重要で

複雑な事象を概念化し

物事の本質を的確にとらえる能力が必要なんです

 

これこそがコンセプチュアルスキルです

 

ですので

今の上司がコンセプチャルスキルを備えていないと

部下に結果だけを求めて

部下が育たなくなります

 

コンセプチャルスキルは

上位の管理職になればなるほど必要な能力です

しかしこのスキルを高めることは容易ではありません

生まれ持った能力に大きく依存すると言っても過言ではありません

 

知識や情報など複雑なことを概念化する

そして抽象的に考えて

物事の本質を理解する

このコンセプチャルスキルを

マネジメントを行っている方は

マネジメントを行っていこうと考えている方は

視野を広く持ち

いろいろな視点で物事を見て考えて

高めていただきたいと思います

 

そうでないと部下になった人が可哀そうです

 

 

少子高齢化

人口減少

所得が上がらない

これからの日本には心配なことがたくさんあります

 

そこでいろいろなデータを見える化して考えてみました

 

近年、少子化、高齢化と騒がれていますが、今後はどうなっていくのでしょうか

国立社会保障・人口問題研究所の令和2(2020)年国勢調査の確定数からの全国将来人口推計を基にしてグラフを作成してみました

グラフは、2020年から2070年まで5年間隔での0~19歳、20~64歳、65歳以上の年代別人口占有率予測です

 

 

やはり言われているように、19歳以下の占有率は徐々に下がっています

そして、65歳以上の占有率は徐々に上がっていきます

当然、少子化の影響を受けて、20~64歳の占有率も下がってきます

 

ここにはありませんが、2020年の総人口約1億2千6百万人が、推計予測では2070年に約8千7百万人まで減少すると言われています

2070年には人口が約3割も減少してしまう

仕事のこと

産業のこと

地域のこと

社会保障のこと

生活のこと

いろいろと想像してもピンときませんが「これで、大丈夫なのだろうか?」という不安だけは感じることができます

しかも、働く世代の占有率は下がってきて、その少ない世代が多くの人を支えないといけなくなります

 

次のグラフは、2020年から2070年まで5年間隔での0~19歳と64歳以上を働けない人、20~64歳を働く人と仮定したときの労働人口占有率予測のグラフです。

 

 

これを見ると、現在は労働人口(20~64歳)のほうが多くなっていますが、2045年から非労働人口(0~19歳と64歳以上)の方が多くなってきます

2025年は、労働者1人が約0.8人の非労働者を支えています

しかし、2070年では、労働者1人が約1.1人の労働者を支えなくてはいけなくなるのです

つまり、今は一人で働いて1.8人の生活を面倒見ていますが、2070年では2.1人の生活の面倒を見ることになります

 

20~64歳の人たちが全員仕事をするわけでありません

働けない人もいるでしょう

専業主婦もいるでしょう

そう考えると、さらに厳しいことになってきます

65歳以上の方も働かなくてはならないでしょうね

それでも厳しい生活になるのではないでしょうか

 

社会保障などの負担が大きくなればなるほど、収入が増えなければ支出を減らすしかありません

なんとなくですが、核家族化してきた生活から昭和のころのような二世代・三世代などの拡大家族(複合家族)に変化していくかもしれません

当然、二世代・三世代で生活することで、託児所・保育園などの負担も少なくなります

そして、介護費用も抑えられます

社会保険料の負担が少なくて済むようになるのではないでしょうか

 

実際の世帯人数別の生活支出を政府統計の総合窓口(e-Stat)「家計調査 家計収支編 世帯人員・世帯主の年齢階級別1世帯当たり1カ月間の収入と支出(2022年)」から作成したグラフで見てみます

 

 

当然、世帯人数が増えれば増えるほど、世帯での支出は多くなりますが、世帯に人数で除した一人当たりの支出は多くなればなるほど減少します

1人世帯と4人世帯を比較すると一人平均の支出は半分で済んでいます

また、2人世帯と5人世帯でも同様に半分で済んでいます

 

どうしてこのようなことになるのかをもう少し見ていきます

次の表は、1人世帯から5人世帯までの世帯合計生活費の詳細項目を示したものです

 

 

人数が増えれば当然支出は増えていきますが、なんとなく上がり方が緩やかに感じませんか?

特に保険医療なんて、3人世帯からは増えていません

きっと、食生活などの生活が規則正しくなるんでしょうね

拡大家族のほうが健康で長生きできるかもしれません

 

それでは、いったい何の負担が減っているのか、わかりやすいように世帯合計生活費を一人平均生活費にして詳細項目を見てみましょう

 

 

特に大きく減少しているのは、住居費、水道・高熱費、交通・通信費、教養娯楽費です

住居費、水道・高熱費、交通・通信費は、人数が多くなることで、効率化が図れるからだと思います

教養娯楽費は、当然、子どもたちやお年寄りがいれば外食やカラオケも行かなくなりますからね

 

こうやって見ていくと

大正 昭和、平成、令和と時代が進むにつれて、拡大家族から核家族へと変化していった家族の形態が、元に戻っていくかもしれません

 

大家族で暮らすことで生活に余裕ができれば、楽しめることも増えます

そして、出身の地元に戻る人も増えて、地方再生にもつながるかもしれません

 

でも、拡大家族になることで、誰かに負担が偏るようなら、やるべきではありませんね

十分考えないといけないと思います

 

将来の生活形態はどうなっていくのでしょうか

 

自分が育った昭和の大家族

思い返すと楽しかった気がします