昨日、オーストラリアのリアリティ番組『Dance Life』を観ていました。
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ダンスに真剣に取り組む若者のドキュメンタリーで、単にダンスだけでなく、家族や恋人、仲間との関係、学業、将来の夢などなど、色々と詰め込んだ見ごたえある番組。
その中で、gender fuildという耳慣れない単語が出てきました。話の流れで、genderlessと同じような意味なんだろうとはわかったのですが、初めて聞く言葉でした。
早速調べました!
名詞は gender fluidityで「時間の経過とともに、あるいは状況に応じて移り変わる、固定的でないジェンダー・アイデンティティのこと」だそうです。
確かに、fluidは「流動性の」、fluidityは「流動性」という意味。ジェンダー流動性のある人は、生涯にわたって異なるジェンダー表現の間で変動する可能性があるとのこと。
ちなみに『Dance Life』では、ひとりの出演者が自分のことをnon-binary「ノンバイナリー」、あるいはqueer「クイア」と呼んでいました。
・non-binaryは、自身を「男性」「女性」といった枠組みをあてはめようとしないセクシュアリティ。
・queerは、heterosexual「ヘテロセクシャル=異性愛者」ではない人々、および、cisgender「シスジェンダー」でない人々を指す総称。
・cisgenderは、生まれたときに割り当てられた性別と gender identity「性同一性」が一致してそれに従って生きている人。
なんだか、ややこしいですね。
Are you with me?!
「話についてきていますか?!」
ついでに、genderless「ジェンダーレス」と genderfree「ジェンダーフリー」の違いはわかりますか?
・genderlessは、男女の区別がない状態。つまり、生物学的な性別や、社会的な性別にとらわれず、個人が自由に自分らしさを表現できることを指します。
・genderfreeは、性による差別や偏見がない状態。男女の区別をなくすことではなく、性別に関わらず誰もが平等に扱われる社会を目指す考え方。
gender binary「ジェンダーバイナリー」(=男性か女性の二択のみで、生物的性で性別を分類する見解)ではなくなっている現代社会。
それぞれの単語の意味をしっかり理解して使わなくちゃといつも思っています。