2014年3月14日
ブルートレインあけぼの最終運行の日でした。
「北斗星」や「日本海」という
青函トンネルを走る列車が残ってましたが
かつての寝台列車全盛時代からの生き残り
最後のブルートレインはあけぼののみ
そのプラチナチケットをゲットすべく行動しましたよ。 (`・ω・´)9
切符は運行日の一月前
午前10時より全国同時に発売が開始されます。
ネット予約は出来ません。
寝台列車の指定席は直接みどりの窓口に出向かなければ購入出来ないのです。
ただし、10時に合わせてノコノコ出かけて行っても
「完売です」
入手方法は
早朝、みどりの窓口が開くのをまって「10時にこの切符を!」とお願いする。
また駅によっては数日前から予約
(切符の予約じゃなく、10時に一番で入力をしてもらう予約)を
受けてくれるところもあります。
そういった駅をハシゴして
どこかが引き当てる可能性に賭けるのです。
越生駅。
ここは一週間前に受けてくれました。
一番予約ゲット。 (=□=)9 ヨッシャアァッ!
一つ隣の毛呂山駅でも一番取れた。
高麗川駅
ここの窓口は当日発売切符のみ6時から受付開始。
しかし・・・
5時30分に来たら
持参の携帯椅子に座って待つ先約がおりました・・・
高麗川駅の前に行ったのが東飯能駅
ここも当日発売のみの受付ですが
始発列車に合わせて5時に窓口が開きます。
暗い中シャッター前に陣取ってると
おそらく同じ目的の方が一人また一人とやってきましたが
ボクの姿を見て帰っていきます。
二番じゃダメなんですよ~ れんほ・・・
ガラガラガラ・・・
「この書状を読んでくだされ!」
江戸時代の直訴みたいに。
越生・毛呂山・東飯能 と
3駅で購入予約が出来ました。
あとは――― 駅員さんの腕次第。
機械の打ち込みは10時ピッタリに全国同時に行われます。
これは早い者勝ち。
駅員さんは117の時刻放送を聞きながら準備します。
あけぼの最終便切符は過去を振り返っても
最も競争率の高い一品であることは間違いない。
(○ `人´ ○) タノンマスー!
そして10時直前。
全国各駅の入力担当さんが
息を止め端末に指を置く姿が浮かびます・・・
数分後――
TEL~
残念ですけど・・ (毛呂山駅)
さらに数分後――
TEL~
申し訳ないですけど・・ (越生駅)
あと一つ・・・
TEL~
頼まれてた切符ですが・・・(東飯能駅)
┣¨キ((p>ω<q))┣¨キ
「取れました」
( ゚д゚) ・・・・
ャタ━ヾ(●゚∀゚●)ノ━!!
切符は記念に持ってます。
当日のニュースにもなりましたが
この切符
10時の販売開始後 「1秒」 で完売したそうです!
一生分の運を使っちゃったんじゃ・・と思いましたが。
そして3月14日 上野駅
13番ホームを囲む人の山。
入線してきた!
けど揉みくちゃで撮れず。
実はあけぼのに乗るのは
この日を含めて三度ありました。
↓別の時の入線
機関車に後ろから押されてはいってきます。
そしてこっちが先頭です。
最終運行は
6号車B寝台ソロで。
せ・狭い・・・・
通路は人一人分の幅しかありません。
取れた一階の部屋と
その向こうに二階へ上がる階段。
部屋の中。
独房・・・
3度乗ったあけぼの
一階部屋が2回
二階部屋が1回
そのときの二階部屋がこちら
扉開けると部屋の中に階段があります。
上がって見下ろした様子。
頭がぶつからないのはこの階段の下段に立ったときだけ。
ベッドを倒すと・・・
階段がふさがれます・・・
扉も内側に折れる構造のため
外に出るには
そのたびベッドは折りたたむ必要があります。
ちなみに邪魔なロープは
寝てて階段に落ちたアホな客のせいで設置され。
あけぼの最終便は定刻に上野駅を出発しました。
見送りが凄い。
出来るだけ起きて居ようと頑張りましたが
高崎辺りで堕ちたみたい・・・ (¦3[___]
あけぼのは様々な路線を走った遍歴を持つブルートレインですが
最終的には上野から高崎・上越線を北上し
羽越線で日本海側を青森へ向かう列車となりました。
夜明けだ。
一面の雪。
羽越線に入ると細かく停車していきます。
あけぼのは日本海側の町と東京都内を直接結ぶ貴重な列車でした。
停車時間の長い駅では大撮影大会。
そして最後の運行ってことで
沿線の皆さんの見送りが感動ものでした。
お巡りさんも車を停めて静かに別れを告げているようです。
列車内では
最後の車内販売。
大館名物の鶏めし弁当
この日一日だけの特別パッケージ
これも事前に予約してないと買えなかった品です。
列車で食う駅弁はなんで美味しいの
青森県内に入りました。
あけぼの最終列車に乗る! という目的は果たせましたが
さぁ 着いたらどうするか?
考えた挙句
(*゚▽゚)ノ 「わさおに会いに行こう!」
わさおは先日息を引き取りましたが・・ (・_・、) グスン
この時はまだお嫁さんも迎えてない。
そのぶさかわっぷりを愛でてやろうか。
ということで
執着の青森駅まではいかず
今回は弘前で降ります。
ありがとう バイバイ
弘前からはローカル線マニア憧れの
五能線で鯵ヶ沢へ。
でも
その前に弘前で有名な店。
レストラン山崎で優雅にランチと♪
来たかったんだよね。
映画にもなった「奇跡のリンゴ」を使ったメニュー
これっ!
奇跡のリンゴの冷製スープ
これはホント最高に美味しいスイーツです!
通販でも届くけど高いんだよな~
でも年1回は取り寄せてます。
さぁ幸せ気分で五能線に
ディーゼルエンジンの音が旅情をそそりますな。
白い世界が広がる
霞む岩木山。
綿菓子を敷き詰めたようなホーム。
転げまわりたい。
鯵ヶ沢着~
降雪が強くなってきた。
今日の宿 ホテルグランメール山海荘へ
駅から20分程度なんで歩いて目指しました。
遠くから見えてた建物を目指して歩いてきましたが・・
ここからは入れないみたい。
結局ぐる~っと回り込んで辿り着いた・・ハァハァ
節約のため
眺めの良くない山側の部屋を取ってましたが
この地域にとっては冬はシーズンオフ
客がいないって事で
海側の広いお部屋を頂きました♪
窓から見える夕暮れはファンタスティック!
翌日
きくや商店までは徒歩20分
朝風呂に浸かり朝食を済ませ
さぁワシワシしちゃるか!
主の居ない小屋です・・・
「わさおは重役出勤だもんで昼頃じゃないとこないよ」
( ̄Д ̄;) ガーン!!
そりゃないでしょ~~
確認を怠った・・・
他の事はキッチリ調べていたのに。
しかたない。
きくや商店はこの辺りにひしめくイカ焼きの店の一軒
わさおも食ったであろうかもしれない名物を。
店員さんは愛想なし。
イカ焼きも普通。
お店自体は評判通り。
中はこんなでした。
これは菊谷さんと再会した天国の写真かな。
幸せそう・・・
鯵ヶ沢駅に戻り帰路に着きます。
帰りのルートは
五能線を秋田方面へ。
リゾートしらかみの切符取ってました。
欅編成
唯一のハイブリッドじゃないやつ
深浦駅で青池編成とスライド
そして初めての秋田新幹線
んでっ!
おいしい水はどこにある!?
今回も引っ張りましたねー
すいません。(・ω<) テヘペロ
ホテル風呂場の脱衣所に置いてあった水をですね
風呂上り何気に飲んだら
「うまっ!?え?」
買って帰りました。
「白神山地の水」
今回のおいしい水はペットボトルなのです。
ペットボトルの水なんて
備蓄している「南アルプスの天然水」を飲むくらいで
それまで口にすることはなかったんですが
この水に驚かされてからは
旅行の度、現地のペットボトルを味わうようになりましたね。
それでも未だ
白神山地の水を超えるものには出会ってない。
いつか採水地を訪れたい。
おいしい水@2位です!