今日は8月16日―――

 

75年前

大戦が終結。

一夜が明けた日であります。

人々はどんな思いを馳せていたのでしょう。

 

焦土と化した故郷に呆然と立ち尽くす人。

初めて見る鬼畜な米兵に恐れおののく人。

戦地へ赴いたお父さんの消息を懸命に求める家族・・・

 

悲惨な戦いが終わったからといって

これからは明るい未来がやってくる!

などと前向きな心持となる人はいたのでしょうか。

明日のことなど不安しかなかったことでしょう。

いやそれより今日をどう生きるか。

今を生きる私には想像もつきません。

 

しかし

それからたった20年で

日本は世界二位の経済大国へ

先人たちの苦労と努力には敬意しかありません。

 

少子化が叫ばれて久しいですが

それでも

先人たちの築き上げた平和なこの国では

今日も多くの命が誕生しているのでしょう。

願います。

彼らが永久に戦争を知らない子供たちであらんことを。