キエフ時事】今年2月にヤヌコビッチ前政権が崩壊したウクライナで25日、大統領選(任期5年)の投開票が行われる。東部で親ロシア派武装勢力が露骨な選挙妨害に出る中、親欧州連合(EU)派の暫定政権が、高い投票率など選挙の正当性を宣言できるかが焦点となる。
 ただ、ロシア系とウクライナ系の住民間の東西対立が解消される可能性は低く、混乱収拾への道のりは遠い。
 投票は25日午前8時(日本時間同日午後2時)に始まり、午後8時(同26日午前2時)に締め切られる。民間の出口調査と中央選管の暫定開票結果で、日本時間26日朝までに大勢が判明する見通し。