父の呼吸が止まり



心拍数が30以下から0になり



医師が呼吸と瞳孔を確認し、『10月◯日◯時◯分 ご臨終です』



『わぁ〜 お父さん〜!』と泣く母



『親父〜』と泣く弟



まるでドラマを観ているような客観的感覚と

父が残したマイナス負債を、今後どうやって処理していこう??

私は複雑な感情でした



ドラマのような時間も一瞬



『お身体を綺麗にしますので、待合室で待っていて下さい』

ここからは、一気に現実世界へ



お葬式会社を何処にする⁉️



プランはどうする⁉️



短時間で葬儀会社決定し、遺体を病院まで迎えに来てもらう手配をすぐに取らなければいけません💦



待合室。 

父の兄弟が集まる中

母が『お金ない!7万円しかない!』



家も汚くて、棺を置く場所もない



『お姉ちゃんが家を片付けてね!』



当たり前のように言い放ち、目の前にあったお菓子をバクつきました!!!!



凍りつく待合室



癌の余命宣告されたのは2年前



ガン保険が入った時に

「お願いだから何かあった時の入院費、もしものお葬式代だけは使わずに残してね」



あれほど何度も母にお願いしたけれど

貯金なんて一つもありませんでした