てんてこまいの介護日記

てんてこまいの介護日記

母の介護に加え、一人暮らしの叔母の介護も加わり、てんてこまいの介護日記です。

ご訪問ありがとうございますおねがい

特養にもどり、元気になったように思えた母でしたが、ゆっくりと食欲もなくなり、水分もとれなくなり、眠りがちになってきました。
いよいよ最期が近いのかと、家族は順番に面会していくことになりました。

穏やかな母の様子を見ながらも、点滴で水分を補えれば. . .など、いろいろと考えてしまう私でした。

母と後ろ髪を引かれる面会をした日、子どもたちといろいろ話し合い、夜中をすぎて寝落ちした私のもとに、一本の電話が. . .。
息子くんに声をかけられ、慌てて飛び起きた私でしたが. . .。
続きです。
前回の話はこちら⬇️

飛び起きて携帯を見ると、


やっぱり、特養からだ!


震える手で携帯をとると


🧑🏻「朝早く申し訳ありません。

ヒルトップ山の手の〇〇ですが. . .」


👩🏻「はい、母に何か?!」


病院や特養から電話がかかってきて、何度この言葉を繰り返したことか。


でも、いつも

「いえ、急変とかではありません」

と言われていたんだけれど、

今回はさすがに違った. . .


🧑🏻「風子さんがお亡くなりになりました」


  え?!!滝汗


うそだよね?

危篤とかじゃなくて??


一瞬、言葉を失った



🧑🏻「すぐにこちらにいらっしゃれますか?」


👩🏻「えっと. . .、もう亡くなってしまったのですか?危篤とかではなくて?」


今考えれば間が抜けた質問なんだけど、寝起きだったし、自分の聞き間違いなんじゃないかと


🧑🏻「はい。昨夜、おやすみなさいと普通にお休みになられて. . .。夜の見回りの時はすやすや眠られていたようですが、夜中過ぎに血圧が下がり始めたようで. . .朝方、息をお引き取りになられました」


👩🏻「もう、亡くなってしまったのですか?」


🧑🏻「はい。すぐにいらっしゃれますか?」


👩🏻「もう亡くなってしまっているんですよね?」


こんなに確認されて、あちらも困るよね。


でも. . .


こんなことある??


どうして血圧が下がり始めた時に呼んでくれなかったのか?

その時、みんな起きていたから、すぐに駆けつけられたのに。


何かあったらすぐに呼んでくれるんじゃなかったのか?


本当はこうたたみかけるように聞きたかった


でも、相手の人は初めての人で、あちらも困ったようにしている。

シフトの関係で、夜はこの人じゃなかったかもしれない。


血圧が下がったのも、後からベットの記録でわかったのかもしれない(途中からこの特養では、ベットに装着した機械で睡眠状態などがパソコンに記録されるようになっていた)


思うことはいろいろあったけれど、


でも、今はとにかく特養に行かなければならない


もうすぐ、朝6時になる。

すぐに支度して行きますと言って慌てて電話を切って、次女に声をかけた。


息子ちゃんは電話に気づいた時点で支度をしていて、すでに着替えていた。


私は

私は

意味もなく、部屋をぐるぐる歩いて


「落ち着け、落ち着け...」


とつぶやいた。


急いで行っても、もう母はいない。

亡くなった所にかけつけるの?


母は、1人で逝ってしまったの?

私が、母を1人で逝かせてしまったの?



私は、私は

一体、今まで何をやってきたの?!


息子ちゃんに


👦🏻「大丈夫だから。しっかりして」


と優しく止められるまで


部屋をぐるぐると. . .


何がなんだか


わからなかった. . .


(つづく)