誰かが私の部屋に入ったのよ
私の部屋に知らない荷物が置いてあるの！
呆子ちゃんの次の訴えでした。
案内されて部屋の前に行くと呆子ちゃんは
カードキーを用いて部屋を開けます。
これこれ、この荷物私のじゃないのよ！
誰かが私の部屋に入ったのよ。
私の荷物が無くなっているのよ
顔を真っ赤にしてぷるぷるしながら怒りを
表わしている呆子ちゃんを見ていると
逆に冷静になれた添てんだったよ。
誰かがこの部屋に自分の荷物を持ってきて
それを置いて、呆子様の荷物を持って行かれたと
言うことですか？
だから！！そう言っているでしょう
呆子様の荷物には貴重品は入ってますか？
入ってないわよ
添てんが予想するに、ミュンヘンで購入した
トラベル用の化粧品くらいしか入ってないはず。
あれっ、スーツケースも置いてありますね？
この部屋にカードキーを使って入室した呆子ちゃんだけれど、
この部屋は本当に呆子ちゃんの部屋なの？？
そう思った添てんは、
お客様のルーミングリストを確認したよ 
グループの別な人の部屋だった 
こちらの部屋は呆子様の部屋ではありません。
同じグループの○○様のお部屋です。
呆子様の部屋は別の部屋ですよ。
だって、フロントからカギもらったのよ！！
どうゆう経緯で別な部屋のルームキーを
入手したのか解りませんが、呆子ちゃんが
思い込みのルームナンバーを伝えたのでしょう。
一緒にフロントに行って、本来の呆子ちゃんの
お部屋のカギを受取りましたよ。
その後、本来の呆子ちゃんの部屋に行ったら
呆子ちゃんの顔が･･･ 
迷惑に遭った方は呆子ちゃんが間違って入った
お部屋のお客様ですよね 
何も取られてはいないとはいえ、留守中に
トイレを使われた訳ですから～～～ 
(参考までに添てんの部屋)
グループの他のお客様も呆子ちゃんについては
いろいろ悟っているようですから、この間違いに
ついても仕方が無いと許して下さるでしょう。
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