失われた神通力 made in Japan | 不経済学のススメ 営業マン物語

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そもそも昔は「日本製」などと意識することはなかった。

それがこの20数年前から、日本製を前面に打ち出す商売が根付いた。

 

日本製と言う言葉の中には、(言葉は悪いが)仮想敵国への対抗が

含まれていると言えるだろう。昭和中ごろはアメリカ製を、

昭和後半は台湾製から始まり、韓国製、中国製への対抗から日本製と

うたってきた訳だ。

 

 

 

 

しかし、ここにきて様子が変わってきた。

簡単に言うと、日本製と言う言葉だけで売れる時代ではなくなってきたのだ。

現代の消費者は日本製と外国製を価値観からはっきりと別物と考えるように

 

なってきたせいかもしれない。過剰品質を求める人と、安ければそれなりに

使えれば良いと言った感じで使い分けている。

 

メーカーからすると、付加価値分高いのは当たり前で、信頼料が加算される分、

納得した人だけ買ってくれれば良いと割り切る。

 

しかし、これじゃそう簡単に物は売れない。

そこでどうするか。

日本製と言うマジックワードを使って、消費者の購買意欲を引き出す訳だ。

 

ところが、台湾製が影をひそめ、韓国製は自滅、中国製に関しても

化けの皮がはがれ、それほど脅威でなくなってきた。

 

中国製への脅威がなくなると、仮想敵国がなくなるわけだから、

日本製と言う言葉に価値がなくなる。

つまり日本製と言う神通力が失われたのである。

 

少し前までのように、中国製品であふれかえっていた方が、

もしかしたら日本製が売れるのかもしれない、皮肉な現象である。

中国製があるからこそ、日本製と言う「印籠」が目に入る訳だ。

 

 

 

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