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最後に書いたブログから月日が流れ…息子は中学2年生です
「人と関わるのが苦手」な部分に何かできることはないかと、地元ではなく隣接する市の学校を受験し、新しい環境での中学校生活をスタートしました
でも今のところ、やはりコミュニケーションを通して「自分」を表現することや、人と関わるということを避けています。
その代わりの自己表現として、勉強にしろスポーツにしろ良い成績を出してみんなに認識してもらうということが、今の彼の表現方法のようです。
これは良い面もありますが、時に大きなストレスになり自分を苦しめることも…。
自分が上位でないと、自分に価値がないと思ってしまうのです
「自分に安心できること」
これが私と息子のこれからのテーマになるのかもしれません。
そんな中…
切望していた…
2023 LIVE TOUR「空想」米津玄師
息子と行くことができました
米津さんの圧倒される声量、いつも聴いている曲が目の前で演奏されていて同じ場所にいることが貴重な時間でした
そしてMCではご自身の子どもの頃のお話をしてくれました。
小さい頃から空想が好きで
頭の中でこんな世界があったらいいなと考えて
その美しい世界の中に閉じこもっているような
子どもの頃から空想家だった
自分だけチュートリアルを見ずに始めたゲームのような人生
自分を慰め、癒してくれる唯一のものだった
「空想」というものが幹のように自分の中に通っていて
絵や音楽といった形になっていった、その根っこにある
今こうしてたくさんの人が聴いてくれるようになった
空想があったから今の自分がいる
そういうことを振り返るツアーになればいいなと「空想」をタイトルにした
かつての「ありのままに生きる」という言葉はそうできない自分にとっては強者のための言葉のようであって好きではなかった
でも今、もしここに昔の自分と同じような人がいたら
大丈夫
人生、悪いもんじゃない
上記は記憶の断片と記事やネットなどを自分が直接受け取ったニュアンスからまとめたものです。
https://natalie.mu/music/news/531211
息子が寝る前に
「自分もできる気がする。だって米津さん
『人生結構いいもんよ』って言ってたから」
と言ってました。そんなふうに受け取ってたんだね
外の世界の生き辛さ、周りは難なく生きているように見えて自分だけが上手くいっていないように感じること
まさにチュートリアルを見ずにゲームを始めているようで、難易度高🎮
かつての私は自分を周りに合わせては疲れ果てていたし、息子は周りと関わらないことで自分を守っていますが、
米津さんは「空想」というものの中に自分の安全な世界を見つけていたのでしょうか。
私個人の解釈ですが、空想で自分の美しい世界を育みながらも「形にする」という強い思いがあればいつか形になる日がくるから
「大丈夫」なのかもしれません。
そういう意味で米津さんを「道標」のように感じていて
ライブ終盤での演奏「かいじゅうのマーチ」
今あなたと出会えて ああ本当によかったな
胸に残る一番星 寂しいのに眩しいのに
の「一番星」が道標のお星様とリンクして、なんだか嬉しかったです。
色々、心に残る暖かく美しいライブでした。
息子と行くことができて本当によかったです。
米津さん、皆様、ありがとうございました