このシリーズは、毎年8月第1金曜日から3日間行われる

第24回 AIDS文化フォーラムin横浜

の模様の講演聴講録です。

目次はこちら

1.リアルとであう
〜ニュースとAVが抱える「リアルの壁」〜

出演 下村 健一(白鷗大学客員教授/元TBS報道キャスター)
   吉沢 明歩(現役セクシー女優)
   岩室 紳也(AIDS文化フォーラムin横浜運営委員)


前回までの内容はこちら



(下村)
報道の立場の人間として言いますが、ニュースで普通にリアルをそのまま放送しても、受け手は

自分とは関係ない世界

ととらえてしまいます。
こちらが「明日あなたにおこります」と真剣に放送しても、「私には関係ない」と無視されてしまいます。


(岩室)
私は福島の報道の時に、コレが変わるかもと思っておりましたが、それでも数ヶ月の間だけでした。
報道側が「これが真実です」と報道しても全然反応しない視聴者ですが、その中の意識が高い人たちは「元々関心あったんですか? → 関心を持っていたんですか?」と反応はしていくものだと感じています。
吉沢さんはこういうテーマで何かありますか?

(吉沢)
私がそう思っている問題としては「卵子の凍結保存の(倫理的な)問題」があります。
コレに関しては

・複雑な気持ち
・衝撃的な悩める問題

です。
やはり女性として、命の問題として。


私は常日頃から「人は経験にしか学べない」「人は失敗からしか学べない」と言っています。
福島の当事者は、もういい加減忘れたいと思っています。
しかし、報道側が周年の記念報道をするので、当事者は違和感や不歓迎感を発します。
しかし報道側としては「事故を風化させてほしくない」と思ってやってしまいます。



次回に続く
(次回は11月13日を予定しております)

最近更新が停滞しております。
大変申し訳ないと思っております。
しかし、アルコール依存症の例会参加が相当に重荷になっており、なかなかこちらに手を出せません。
最初が肝心なので、もうしばらくはこの状態が続きます。
リンク等も合間に行います。