溶接の火花 -4ページ目

溶接の火花

金属造形家、高橋洋直の備忘録。

明けましておめでとうございます。

昨年は久しぶりの個展の機会を頂けて、自分のやりたいことが少しずつ形になってきたのが実感できる年でした。


見てくれた方に自分の作品世界を伝えるにはどうしたらいいか。

作品を作ること以外に、さらに作品世界を補強するにはどうしたらいいのか。

設定をしっかりしつつ、見る側への押し付けにならないバランスはどれくらいなのか。

等々、これまで考えが回らなかった事を考え、自分なりに実行できたかな、と思います。

自分なりにやった、と言うだけでは特に意味が無いので、それに対する周りの反応や、自分がどれだけワクワクしたか等も考えながら、今年もやって行こうと思います。

これからも少しずつ確実に、自分の考え得る最強の世界を作っていきたいなぁと思う所存。


本年もよろしくお願い致します。

こんばんは。


昨日を持ちまして個展、LIFE IN LIFE終了致しました。


お越しくださった皆様、ありがとうございました。


終了したので展示の様子を。
















今回の展示は、生活に関わる着物を販売する場所での展示だったので、“生活の中の生命”というタイトルにしました。


そのイメージ通りに、店内どこを見ても工蟲が居る空間に出来たかなと思います。


基本的に「良い展示だったな」と思うことしかないんですが、今回は特に良かったかな、と。


そう思うのは自分だけかも知れませんが。


自分の中での「良い展示」は作品が売れるとか人に褒められるとかよりも、自分の作品とそれに付随する世界を広げるような出会いや出来事があることが重要で、今回は間違いなくそれがありました。


明日から作品の搬出やそれに伴う工場の片付け等の事後処理がありますが、頭に浮かぶやりたい事をまとめたくて仕方がないくらいには良い展示でした。


まぁ諸々の事後処理をしながら頭を冷やして、冷静にやりたい事をまとめていこうと思います。


重ねてになりますが、展示にお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。





個展のお知らせです。

12月1日㈬から12月12日㈰まで、きものHAUSさんにて個展をやらせて頂きます。

“着物”という、生活に関わるものを扱うお店ということで、“生活の中に溶け込む工蟲”をコンセプトにしました。


前回の個展から数点ほど新作も制作したので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。


基本土日のみ在廊予定ですが、ゲリラ的に会場に居ることもあるかもしれません。


今回、オーナーの荻原くんよりギャラリートークをやってみないか、と提案頂いたのでやってみます。
最終日の14:00〜となります。
このご時世かつ店舗が会場となる都合上、少人数の予約制となります。
興味のある方はきものHAUSまで。







[LIFE IN LIFE]

12/1㈬〜12/12㈰
11:00〜18:00
火曜定休
ギャラリートーク 12/12㈰14:00〜 
※事前予約が必要です。連絡はきものHAUSまで。

きものHAUS
栃木県宇都宮市松原3-5-16  2F


お久しぶりの更新です。


前回が9月だったので2ヶ月近く放置気味でしたが、その間は依頼されていたものを作ったり小作品を作ったりしてました。



で、記事タイトルの件。


まず8月の個展期間中にフェイスブックの方で工蟲の解説みたいなものを書いたりしてました。


個展自体も工蟲を“現実に存在するものとして扱う”というコンセプトでしたし、自分の作品自体がそういったイメージで制作していたので、それをより感じて貰えるようにと思い、そんな事をしてみた訳でした。


頭の中でふんわり考えていた事を文章にしてみると、まぁ単純にすげー楽しかった訳で、さらにしっかりまとめたいと思ったので新しくインスタグラムのアカウントを作ってみました。


工蟲記録写真


見つけた工蟲の写真を載せたり、その生態を解説するようなイメージで書いていて、発見された時の状況を考えたりしていると自分の作品世界がいい感じに広がり、固まってくる感覚があります。


こうなってくると図鑑みたいな本を作りたくなってくる。



まぁ本にまとめるには作品数が足りないので、その辺は追々やりたいことになりますが。



もし興味がありましたらフォローして頂けると幸いです!


今年も残すところ僅かですが、がんばります。


個展が終了してからこっち、なんだか調子が良くありませんでした。



頼まれていた仕事をしたり、小さい作品を作ったりはしていたんですが気分があがらず、陰々滅々とした三週間を過ごし、つい先週、友人と話している時に何となく復帰しました。
それでもまだ薄ぼんやりした感じですが。


その時友人が言ってくれたのが、季節が変わるときは身体もそれに合わせて変化するだろうから調子も悪くなるんじゃん?という感じの事で、根拠があるかわかりませんが何となく腑に落ちた言葉でした。



この「何となく腑に落ちる」って結構自分にとって重要で、作品について考えているときも、何となく腑に落ちないと制作には入りません。

学生の頃に先生にアドバイスを貰っても、腑に落ちるまで考えすぎることもありました。

うまく言語化出来ないんですが、作品の設定や、貰った意見について理論的に理解できないとか、感情的に許容できないとかではないし、自分に対しての否定、肯定も関係なく受け入れられないと言うか。

ただ何となく気持ち悪い感じ。


それでもその辺の感覚は大事にしていきたいとは思うんですけどね。
何かを考えるという行為自体は好きなので。




なんにせよ、ぼちぼち心身共に動くようになってきたので、個展期間中に考えていた事を少しずつでも進めて行こうと思います。


ついでにブログも時々更新します。


たぶん。