義母から「あの子(うちの夫)から何も聞いてない?」と言われた。
何も知らない私は「何の話ですか?」と聞くと、義母は「遺産の話よ」と言う。
話は数か月前にさかのぼる。
義母宅に弁護士事務所から手紙が届いた。
「あなたの夫の父親の叔父が残した遺産が数年放置されたままになっている。しかし、その相続人が誰もいないため今まで放置されていたが調べた結果、相続権があなたの息子3人に配分される権利がある。放棄されるか否かを聞きたいので、返信用の手紙に必要事項を記入し、送付してくれ」と書いてあったという。

義母はうちの夫にそれを見せたが「こんなん嘘や」と旦那は相手にしなかったと言う。
それから数週間して、再び同じ手紙が届いた。
今度は長男にも豪州の次男宅にも、そしてうちにも手紙が来た。
夫は「また来た」と放置。
長男と次男は翌日に「相続希望」と記入、署名した書類を弁護士に送付済みである。
次男は金額も知らされないまま、ウカレてビジネスクラスでタイ旅行に2週間でかけた。
また長男と次男の嫁はぞれぞれのフェイスブックにて「神様は見ていて下さる。努力し、苦労した人間だけが報われる。私は良き夫と結婚して本当に良かった」と書いている。

義母は「手紙は正式な書類っぽかったから、嘘や詐欺ではない」と信じている。
私は義母に聞いた。
「そもそも、義父の父親に叔父はいたんですか?」と聞いてみた。
義母は「聞いた事ない」と言った。

義母は遺産を受け取ると返事しなければ、その遺産は政府に取られてしまうとし、早く手紙を送り返せと夫に催促しているようであったが、夫は「そんな話あるかい!」と相手にしない。
だから義母は私から催促してもらいたくて、私にその話を聞いてきたのであった。

私は夫に「裏は取ったん?」と聞いてみた。
裏とは、その弁護士事務所と弁護士が実在するのか否か、問いあわせをしてみたのか否かという事である。
夫は「忙しいねん、仕事してるから。そんな暇あらへん」と言った。
「そもそも、そんな親戚初めて聞いた」とし、信じていない様子である。

聞いた事のない親戚、それにウカレた兄弟2人と嫁&義母。
仮にそれが事実だとして、一体いくらもらえると思っているのだろうか・・
金を目の前にした嫁達の変わり様・・
しばらく傍観してみたいと思う。
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