九段下駅から、九段中学校や暁星学園方面へ歩いていくと、

「こんなお屋敷があったの?」と驚く建物が現れました。

 

 

旧山口萬吉邸、現 九段ハウス。

https://kudan.house/

1927(昭和2)年築 内藤多仲氏、木子七郎氏の共同設計で、
内藤氏の助手だった今井兼次氏もかかわったことが分かっているそうです。

 

 

戦後GHQに接収された時期もあったようですが、山口家へ戻り、今はお孫さんが

引き継がれているとか。

 

 

内藤多仲氏と言えば、東京タワーの構造設計で有名です。

こちらでも、構造設計が内藤多仲氏による壁式構造によるもの。

 

 

デザインが木子氏によるものだそうです。

こちらは当時、日本で流行していたスパニッシュスタイル。

 

 

壁式構造の威圧感を、開口部のデザインで和らげる工夫がされていると

百年名家の番組の中で内田青蔵先生がお話されていました。

 

 

また、

>アメリカの旧スペイン領に源をもつこの歴史的スタイルは、19世紀に入りアメリカの西部と
>南部で一世を風靡した後すぐ太平洋を越えて日本に上陸し、結局、アメリカと日本の
>2カ所でしか広まらなかったという少し変わった歴史をもつ。 

と、藤森先生がTOTOのサイトに書かれていました。

 

 

壁は、荒壁仕上げのスタッコ壁。

オーナーの山口萬吉氏が渡米経験があったので、スパニッシュにしたのでは

と百年名家で語られていました。

 

 

以前、友人がこちらを訪ねた様子をアップしていたので、行ってみたいと思っていたら、

FBのグループで、先週開かれていたイベントが紹介されていたので、ちょっと仕事を

さぼって見学してきました。

 

 

そちらのグループでは盛んに写真がアップされていたので、私は、久しぶりに、こちらの

ブログの方で撮ってきた写真をご紹介しようかなと思っています。

 

 

中の写真は、また後日~!