早稲田大学オープンカレッジで初期ストーンズの講義をします。
今年も早稲田大学がやっている「社会人のための必修教養講座」で特別講義を行います。
「私」ロック化計画
初期ローリング・ストーンズ編
ロックという音楽の輪郭を、理念的な面、歴史的な面、技術的な面、それぞれからつかむことを目的とする。それには「私」という存在を明確化することが不可避である。「ロックしようぜ」という言説は「私自身であり続けよう」という意味なのである。他の文化の流れと緊密に結びついたロックという表現の構造と力学について知り、それらの「知」を自らの日々に生かすことができるようになる。「初期ローリング・ストーンズ」編では特に、1960年代末から70年代のストーンズに光を当てる。
回の講義予定
回 | 日程 | 講座内容 | |
1 | 10/04 | 信じたものの模倣からコアなロックが自ずと生まれた | ・信じたもの、それはブルースである ・ダートフォード駅でキースがミックに逢った日 ・あのおかしな顔と声のヴォーカリストを代えるんなら契約してやる |
2 | 10/11 | 表現の弁証法──ミックとキースの殺し合いの歴史 | ・オリジナルを書き印税収入を得ることの大切さ ・男権主義と女性蔑視がセールスポイントだった ・大切なのは同世代のマネージャーと知的な恋人だ |
3 | 10/18 | マリアンヌの別離、ブライアン・ジョーンズの死 | ・"Beggars Banquet"を解剖する ・"Jumpin' Jack Flash"、デッカレコードとの駆け引き ・マリアンヌ・フェイスフルとの別離 ・ブライアン・ジョーンズの死 ・"Sticky Fingers"で生き延びたストーンズ |
4 | 10/25 | ビジネスマンとしてのミック・ジャガー | ・ビートルズの "Sgt. Pepper's"がロックビジネスを変えたぜ ・先駆者としてのトライアル ・ロック史上もっとも有名なロゴ、べろマーク |
物語化計画のロック版で、今回は初期ローリング・スホーンズの秘密に迫ります。初期ストーンズはロックの基本です。
下記のサイトから申し込めます。
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/48208/