学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話①
雫井彗(神木隆之介)事、“伊勢崎トオル”と誉田蜜子(浅野温子)因縁の対決
ついに顔を合せた誉田蜜子校長と雫井彗(神木隆之介)事、“伊勢崎トオル”。蜜子は「あなたがなぜここへ?」と尋ねた。
階段の上に立つ蜜子を睨みつけながら「あなたを葬り去るためです。」と答える伊勢崎トオル。
緊迫した空気が走る。
「あなたを学校への不法侵入で訴える事も出来るのよ!」と伊勢崎を脅す蜜子だったが、
蜜子にはそんな事は出来ない事を伊勢崎は、わかっていた。
それは、蜜子が、5年前の事件を隠蔽したがためだ。
騒ぎになれば、その隠蔽し封印した事件が再び、世間に向けて晒されてしまうだろう。
ツバメの「校長先生!」と呼ぶ声に蜜子が振り向いた一瞬の間に伊勢崎は消えていた。
ツバメの横には金時平男(生瀬勝久)もいた。
「彼は誰なんですか?」というツバメの問いに、
蜜子は「あなたが知る必要はないわ」と背を向けて去った。
5年前の新聞記事のスクラップを見せて、金時はツバメに説明した。
「彼は特別採用枠一期生。特採第一号と呼ばれた。そして第45代生徒会長、伊勢崎トオルだ。」
金時も事件の後にこの学校に来たので見聞した話ではあるが、
名門校が恵まれない子供達に無性で教育のチャンスをというプロジェクトで、
当時のマスコミにも取り上げられて話題になったと言う。
「だが…いざ蓋を開けてみると特採枠の生徒達は今以上に受け入れられず、
激しい差別と嫌がらせを受けた。
伊勢崎は生徒会長としてその最低の行為を止めようとした。
それが怒りを買い、当時のプラチナ枠の連中が伊勢崎を呼び出して、遊びの延長で思いっきり胴上げした。
そして、全員にその手を離されて地面に背中から激突。
病院へ送られた伊勢崎は、一時は起き上がる事も出来なかった。
二度と学校へは戻れなかった。
特採プロジェクトを潰される事を恐れて、校長はその事実を隠蔽し、
たんなる事故として教育連盟へ報告し、そのまま受諾された。
その後、校長は、自分の失敗を覆い隠し正当化するためにも、特採プロジェクトに固執し、
ますます推進して行った。
伊勢崎トオルは、たった17歳で二度も学校に葬られたんだ。」
彗が公園で車椅子から降りて地面に仰向けに寝そべっているのを見て
ツバメが傍に行くと、
彗は5年前にここであったその事件の事を思い出して涙を流した。
バレンタインの好意に見せかけた胴上げと、その事で盛り上がってハメを外した事故…
そう、ハタから見たら事故にしか見えないだろうと彗は言った。
ツバメは「私、何にも知らなくて…」と声を震わせた。
学校のカイダン ネタバレあらすじ 9話②へ続く。
【学校のカイダン ネタバレあらすじ まとめ】
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◆学校のカイダン あらすじ概要◆
祖父の徳次郎(泉谷しげる)と二人暮らしの春菜ツバメ(広瀬すず)は、
元いた高校が2ヵ月前に閉鎖されたため、救済される形で名門の明蘭学園高校に特別採用枠で編入し通学していた。
だが、明蘭学園高校は金持ちの子息・息女が通う私立高校特有の鼻持ちならない偽善に満ち溢れ、
また生徒達の間には、特別採用枠の生徒達を小馬鹿にして蔑むイジメが常習化しており、
生徒も先生も歪みながらも、学校全体が、学校カースト制度の戒律の元、自分の立場を守る事を何より優先している非情さに支配されているのだった。
そんな中でツバメは最底辺の「特別採用枠」として、同じく「特別採用枠」の油森哲夫(須賀健太)らと毎日我慢を重ねて生きていたのだが、
ある日突然、無理やり生徒会長にされてしまう。
この生徒会長の選抜結果は
「プラチナ8」と呼ばれるカーストのTOPに君臨し学園を牛耳っているとりわけ裕福な家庭の子息達のグループの思惑が絡んでの事であった。
突然新生徒会長に任命されたツバメが途方に暮れていると、女子生徒達の間で「変態らしいよ」と噂されていた謎の男、雫井彗(神木隆之介)が現れて、
やがてツバメは 雫井に導かれるようにスピーチの力で学校を根底から変える戦いに挑む事になる。
◆学校のカイダン 原作は?◆
「学校のカイダン」には原作となるような小説や漫画はなく吉田智子の脚本によるものです。
吉田智子Wikipedia