映画 フライト・ゲーム ネタバレ・あらすじ・キャスト | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画のご紹介です。

映画 フライト・ゲーム ネタバレ・あらすじ・キャスト

映画 フライト・ゲーム 概要



2014年公開のアメリカ映画。
監督:ジャウム・コレット=セラ
脚本:ジョン・W・リチャードソン/クリス・ローチ/ライアン・イングル
製作:スティーヴ・リチャーズほか
主演:リーアム・ニーソン
ジャンル:アクションスリラー
上映時間:1時間46分

NY発ロンドン行旅客機の警備のため、客を装って乗り込む航空保安官。
離陸後、大金を送金をしなければ機内の誰かを殺すという犯行予告メールが彼の携帯に届く。

★アガサ・クリスティのような犯人捜しと航空機パニックが混ざった予測不能の閉鎖空間サスペンス。時間の経過と共にスリルが増して行くジェットコースターのような息を飲む展開。★

映画 フライト・ゲーム ネタバレ・あらすじ



《映画 フライト・ゲーム ネタバレ 起》


航空保安官の仕事をするビル・マークス(リーアム・ニーソン)は家族間の問題で酒に溺れて自堕落な側面を持っていた。
優しい一面もあるが、気分次第では人に対して素っ気ない態度を取る。

そんなビルが、ある日の任務で乗った旅客機、NY発ロンドン行き英国アクアランテック10便。
ビジネスクラスの乗客を装って乗ったビルは窓際の席を求めて隣に来たジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)と、たわいもない話をしていたが、
ジェンは仕事を尋ねられると「眠い。」と言って誤魔化し話を打ち切った。


《映画 フライト・ゲーム ネタバレ 承》


飛行機は平穏に飛行を続け、やがて機内が静かに寝静まった頃、
常に地上の上司とやりとりをしているビルの携帯にメール連絡が入る。
「任務遂行の準備はいいか?」
その意味も送り主もわからないビルが「誰だね?」と返信すると「乗客の1人だ。」というレスが返ってきた。
相手は、先ほどビルが機内のトイレでこっそりと喫煙していた事まで知っている事から、乗客か否かはともかく、
少なくとも相手が機内にいる事実を裏付けていた。

機内を見回すビル。
リアルタイムでメールが届いているので、今現在、眠っている人物は除外して考えねばならない。
一人、携帯をしきりにいじる男が目に留まったが、その男が相手だという確証はない。

それから相手から、とんでもない脅迫メッセージが届く。
「1億5千万ドルの大金を指定の口座へ振り込まなければ、20分ごとに機内の誰かを殺す。」と言うのだ。
ビルは指示に従い携帯のアラームを20分後に設定すると、エコノミー席へ行き、
やはり乗客を装って乗り込んでいた同僚のジャック・ハモンド(アンソン・マウント)に相談する。
もっとも、最初はジャックの仕業かとも思ったのだが、ジャックは何も知らないと言う。

当初は無関係と思われたジャックであったが、ビルが機長と客室乗務員チーフのナンシーらに脅迫メールを見せて対策を講じ始めた頃、
ジャックに挙動不審な動きがあり、彼を追ったビルは、トイレの中で「儲けを山分けしよう。」と言われて格闘になる。
格闘の末、ジャックを捻じ伏せたものの、ジャックの手がピストルへと動くのを見たビルは自分の身を守るために、
やむおえずジャックを殺してしまう。
ジャックの携帯の履歴を見て、彼が麻薬の運び屋をやっていた事を知ったビル。
それをネタにジャックは何者かに脅迫されていたようだった。

金の振込先の口座番号を調べてもらったところ、ビルの口座であった事から、ビル自身も嫌疑を掛けられる事になってしまったが、
そんな中で犯人探しは振り出しに戻る。

乗客の一人一人を調べてゆくビル。
だが夜中の午前2時過ぎとあって、乗客たちは極めて機嫌を悪くしていた。
乗客ら全員の両手を前の座席の背もたれに置かせて拘束しているにも関わらず、その最中にも、ビルの携帯に犯人からのメールが届く。

トム・ボーウェン(スクート・マクネイリー)を犯人と思い身柄を拘束したところで、地上のボス、マレニック(シェー・ウィガム)からビルに電話が入る。
その電話でマレニックから、ビルが上官に電話をして「やるべき事をやる。」と脅したと言われるが、ビルにはそんな心当たりはない。
そんな状況なので、トム・ボーウェンの事を調べて欲しいとのビルの依頼は却下された上に「おまえの任務を解く。」とまで言われてしまった。
しかし、トム・ボーウェンから犯人らしい男の特徴を聞き出したビル。
トム・ボーウェンの両手を後ろに捩じ上げたまま機内中を練り歩き、その男を探させるが、それらしい男は見つからず、
ビルはトム・ボーウェンの両手をガムテープで縛って、彼の席へ帰す。
この時、時計を見ると殺害予告時刻まで後1分を切っていた。
ビルは、ピストルを手にして身構えて待った。

その時「乗客とは限らない。」というメールが届き、その直後、急激に気圧が変化したようで、機内に立っていたナンシーとビルは天井まで跳ねあげられて落下した。
操縦席へ行くと、機長が泡を吹いて倒れていた。
副操縦士によると「胸が痛い。」と言って急に倒れたそうだ。

ビルは乗客の中の医師、ファヒム・ナジール(オマー・メトワリー)を操縦席まで来て欲しいと呼びに行く。
だがファヒム・ナジールが操縦席へ駆けつけた時には既に機長は亡くなっていた。
その時にまたメールが届く。
「面白かった。時間を無駄にするのがうまい。じき乗客がいなくなる。」と、小癪な事が書かれていた。

医師、ファヒム・ナジールによると機長の死因はアレルギー反応による急激なショック症状だと言う。
この事態をマレニックに報告して、乗客の安全を確保するために送金を依頼するが、ビルを疑っているマレニックは取り合わない。

この後、ザック・ホワイト(ネイト・パーカー)がスマホのプログラマーだという事がわかり、ビルは彼に、携帯のサイレントモードの解除を依頼する。
その方法とは「サイレントモードを解除するウィルスを画像に添付して送る。」というものだった。
本来なら30分かかる作業だが「時間がないので8分で頼む。」とのビルの依頼を受けて、ザック・ホワイトはチャレンジを開始する。

その間に副操縦士が外部からの命令で回線を遮断した。
犯人と連絡が取れなくなって困ると思ったビルは5分だけ回線を繋いでくれと彼に懇願して聞きいれられる。

一方、乗客たちはビルに不信感を募らせてゆき、ビルがハイジャック犯ではないのか?と疑い始める。
そうこうする間にホワイトの「サイレントモードを解除するウィルス仕込み画像」が完成する。
ホワイトからその報告を受けたビルは、乗客たちと乗務員らに、両手を1分間、頭の上へ上げるようにと再び指示を出す。
そして携帯からウィルス仕込みメールを送信したビル。
暫くして誰かの携帯が着信音を鳴らし始めた。
その音がする方向へ行って携帯の持ち主と思われる男から、携帯を取り上げると、その携帯には確かに、さっきビルが送信したウィルス仕込み画像が届いていた。
ところが男は、自分の胸ポケットからそれを出したにも関わらず自分の携帯ではないと言い張る。

ビルは、その男を乗務員の部屋へ連れて行き、両手を後ろ手で拘束しながら問い詰めるが、彼は「何の事だかわからない。」と否定し続けていた。
そんな問答を繰り返すうちに、男は様子がおかしくなり泡を吹いて、あっけなく死んでしまった。

どうにもビルが怪しいと疑う乗客たちの中から、警察官のオースティン・ライリー(コリー・ストール)が「9.11の時のハイジャックと同じ状況だ!」
と言い出して、ビルはすっかり彼らにハイジャック犯と思われてしまう。

そんな中、トイレに閉じこもってタバコを吸っていたビルは、トイレの中の操縦席とを仕切る壁に設置してあったペーパーボックスの中に煙が吸い込まれて行く事に気付く。
ビルがボックスの蓋を開けると、小さな穴が空けられていて、そこから何か吹き矢のような器具を使って機長に毒針を飛ばしたらしく、
ゴミ箱には、その器具が捨ててあった。
先ほど泡を吹いて死んだ男の胸ポケットからも、使用済みの毒物の針が見つかった。
そのために、ビルの疑惑は一旦、機長が亡くなる15分前にトイレを使ったジェン・サマーズへと向くが、それを聞いて彼女が怒りだしたので、
自分の勘違いかと思い謝る。

そうこうする間にも、マスコミにまで、この飛行機の情報が流れていて、機内で映し出されるテレビのニュースでも、ビルはすっかり犯人扱いされていた。
それを乗客たちが揃って視ていて、機内においてもビルは乗客から怖れられ疑惑の目を向けられていた。
《航空機の乗客の安全を守るべき職務の人間が、逆に乗客に危害を加えているのか!》と、不安と不審で一杯になる乗客たち。

ジェンが犯人の携帯に何か手がかりはないかと思っていじっていると、突然何らかのプログラムが立ち上がったようで「手段が尽きた。他の選択肢はない。」という文面が現れた後、
何かのカウントダウンが始まる。
それは時限爆弾のカウントダウンで、ビルは時限爆弾を、ジャックが麻薬を入れていた袋の中から見つける。

このままでは機内で爆弾が爆発してしまうので、ビルは、高度を下げる許可を電話でマレニックに願い出るが、
先ほどの「手段が尽きた。他の選択肢はない。」というメッセージから、マレニックは完全にビルがハイジャック犯と思い込んでいて
「馬鹿な事はやめろ!」と説得してくるばかりだった。
そして、マレニックは「民間空域内で高度を下げれば地上の安全のために撃墜されるから、そのまま飛べ。」と言う。
ビルは話にならないマレニックとの電話を切った。


《映画 フライト・ゲーム ネタバレ 転》


警察官のオースティン・ライリーがビルに抵抗し始めたのを皮切りに、数人の乗客と格闘になったビル。
多勢に無勢で取り押さえられたビルを助けたのは意外にも最初に犯人と疑ったトム・ボーウェンだった。
「彼を離せ!」と言って取り押さえていた乗客たちにピストルを向けるトム・ボーウェンのお陰でビルは立ち上がる事が出来たが、
トム・ボーウェンが興奮してピストルを向けたまま「事態を説明しろ。」と言う。
それでビルは、乗客の中に犯人が紛れていて20分ごとに誰かを殺すと脅迫されている事、1億5千万ドル払えと要求されている事、もう既に3人が死んでいる事を告げた。
更に、後30分で爆弾が爆発する事と、自分が犯人に仕立て上げられようとしている事も話したビル。
そしてビルは、正直に、娘を5歳の時に亡くした時の後悔や、そのせいでアル中になった事、離婚した事などの自分の過去を打ち明けた上で
「確かに人間としても、父親としても失格だ。だがハイジャックなんかするものか!乗客を救いたい。」と訴えた。
すると、この訴えが通じたのか?トム・ボーウェンはピストルをビルに返した。

それ以降、ライリーをはじめ乗客たちはビルに協力してくれるようになった。
そんな時、英国空軍機が2機で、アクアランテック10便を挟み込むように護衛をしに来て、無線で「勝手に現在の高度や進路を変更するな。」と指示を出してきた。
それとは真逆に、ビルは、この高度で爆弾が爆発した場合、飛行機は空中分解するので、それを避けるために、副操縦士に高度を8千フィートまで下げるようにと頼む。
副操縦士は空軍機とビルの頼みとの間で板挟みになった。
そこで「10分でアイルランドに着くので、それまで待て。」と言う。
その約束を信じて、ビルは爆弾を飛行機の最後尾へ運ぶと、乗客らに協力してもらい、爆発の威力を最小限にするために、その上に荷物や毛布や枕を積み上げた。

犯人の目的が今ひとつわからなかった。
「航空保安官のせいで150人が死ぬところを見せつけたいのか?」
怖がって、狭い場所に隠れてしまった少女ベッカを慰めて、娘が遺して今は自分がお守り代わりにしていた青いリボンを指に巻いてあげるビル。
ベッカをジェンの隣に預けてビルが去ると、ベッカがジェンに「窓側に座ってもいい?」と言うので、
あれほど拘りがあったジェンだが席を替わってあげた。

さて、これから降下を始めるという時に、マレニックからビルに電話が入り「送金を済ませた。」と告げる。
ビルがマレニックに「8000フィートに降下する。」と言うと「ダメだ!狙撃される。」と電話の向こうで慌てる。
ビルが「犯人の目的は金だけじゃない。送金したのなら証拠を言え。」と告げると、送金した金額1億5千万ドルと口座番号を話し始めたので、
ビルはその電話越しの声が乗客全員に聞こえるようにスピーカー機能をオンにした。
乗客の中に犯人が混じっている筈だからだ。


《映画 フライト・ゲーム ネタバレ 結》


最早、完全にマレニックから犯人扱いされているビルは、何を言っても埒が明かない。
乗客の中には、ビルが、銃を持ち脅して、一人の乗客を拘束している様子を動画撮影してネットにアップした者までいてマレニックもそれを見たのだという事がわかる。
ビルはすぐに、その動画を撮影した青年を見つけると携帯を取り上げて、問題の動画を再生して確認した。
その動画を見ると、ビルが、トム・ボーウェンを犯人と疑い引きずり回している時の映像であった。
その時に、トム・ボーウェンがあの泡を吹いて亡くなった男性の前を前のめりに通過していたのを改めて見て、ほんの一瞬だったが、
トム・ボーウェンの手が、その男性の胸ポケットに伸びているのがわかった。
ついに犯人が判明した瞬間だった。
ビルの様子からバレた事に気付いたトム・ボーウェンは席から立ち上がると、ライリーに後ろから飛びかかりいきなり人質にした。
「動くな!動くと、こいつを撃つ!」とライリーのポケットからピストルを奪いライリーの頭に突き付けるトム・ボーウェン。
絶体絶命に思われたが、トム・ボーウェンが引き金を引いても弾は不発だった。次の瞬間、ライリーはトムを殴り倒して
「空の銃を俺に?!」とビルに文句を言った。
しかしながら、この時はそれが幸いしてライリーは命拾いしたのだった。
ビルがライリーに弾の在処を告げると、ライリーはそれを取りに行ったが、その時は既に、後ろの席に座っていたザック・ホワイトに奪われていた。
ザック・ホワイトもまたトム・ボーウェンの相棒で犯人だったのだ。

ビルの方も、その頃トム・ボーウェンに銃を奪われてしまい、機内は2人の犯人たちの脅威に支配される事となった。
打つ手のなくなったビルは、恨みが動機の犯行かもしれないと考えて、トム・ボーウェンに
「俺が君に何かしたのなら謝る。」と言ったが、トム・ボーウェンは「恨みはない。あんたはヒーローだ。」と言う。
「だったら、なぜこんな事を…?」とビルが疑問を口にした時にトム・ボーウェンの相棒のザック・ホワイトが来て
「2分遅れだ。着用しろ。」とトム・ボーウェンに脱出用パラシュートを投げた。

以下はトムがこの時、語った動機である。
彼は9・11テロで父親が亡くなり、その恨みで入隊したものの、戦争の意義がわからなくなり除隊。
ところがアメリカへ帰ってみると、あの頃と国のセキュリティの甘さが何ら変わっていないと感じた。

結局トムは「安全はこの国の最大の嘘だ!」と国家に対する憤懣を募らせて、この計画に至ったようだった。
彼にとっては航空保安官も国家の一部なのだろう。
「お前が嘘の象徴だ!」と、ビルに銃を突き付けながらトムは言った。
更にトムは「言葉で世界は変わらない血が流されないと。」と偏った理屈を吐いた。

ザックはパラシュートを身に着けて、高度8000フィートになった時に脱出するつもりでいた。
民間機が狙撃される筈がないと高をくくっていたのだ。
ビルが「ハイジャック機は地上への脅威にあたるから、そうではない。」と言って聞かせたがザックは信じなかった。
一方のトムは最初から死ぬ気でいた。
それでもビルはザックに「爆弾を解除しないと君も死ぬ。」と言って説得を試みた。

彼らがそんな言い争いをしている間に、飛行機が降下する時間が迫ってくる。
英国空軍機は、あくまで降下を許可しなかったが、爆弾の事を考えると、この際、無許可でもやるしかなかった。

ザックが、ビルの説得に応じかけた時に、そうさせるまいとしてトムがザックを撃った。
そしてトムの持ったピストルの銃口がビルに向けられ、今にも撃とうとしたまさにその時、副操縦士のヤケクソの急激な降下が始まった。
トムの体は天井方向へとぶっ飛び、機内は乱れ、一気に混乱へと陥っていった。
遂に高度8000フィートまでの降下が完了して、2機の英国空軍機が後を追って来ていた。
機内では、トムが銃をビルに向けて発砲しようとしていたが、運よくザックの持っていた銃が、振動で上へと跳ね上がり、
それをキャッチしたビルが一瞬早くトムを撃ち殺した。

爆発まで40秒を切った時、先ほど撃たれて死んだのかと思ったザックが、
弾が急所を外れていたのか、立ち上がってビルに「飛び降りるぜ。」と告げる。
そこでまた2人は格闘となるが、揉みあった末にビルがザックを投げ飛ばした数秒後、遂に爆弾が爆発して、
後部座席の方にいて立ち上がったばかりのザックは、最後尾と共に木端微塵に燃え尽きた。

機内は大きく揺れて損傷が激しかった。
その頃になると英国空軍機も、やっと理解してくれて撃墜はせずに「頑張れ!」とエールを送って来た。
燃料を捨てて、不時着体勢に入る。
激しい衝撃に耐えながら、どうにかこうにかアイルランドの空港に着地はしたもののベッカが座っていた機体の側面が壊れて、
飛行機の前方の車輪が取れ、機体が傾き、ベッカの体が今にも外に投げ出されそうになった。
そこへビルが駆けつけて「シートベルトを外せ!」とジェンに声を掛けた。
ジェンがベッカの手を握りつつシートベルトを外したとたんに座席は外へと吹き飛ばされて、その勢いでジェンの手もベッカから外れてしまったが、
ビルが入れ替わるように手を伸ばし、ベッカの手をしっかり握って、彼女の体を機内に引き戻した。
ベッカを必死に抱き締めたビル。
その数秒後、地面に機体の底を擦り付けるような形ながらも、ようやく飛行機は停止し、緊急着陸が無事に成し遂げられた。

まだ空にいる時は、さんざんビルをハイジャック犯扱いして報道していたマスコミは掌を返すように、
ビルの事を「犯人ではなくヒーローでした。」と称えた。
そしてまた上司のマレニックもビルに個人的に電話をして来ると、マスコミと同じく「君の行動は実に素晴らしかった。」と彼を賞賛した。
そして「私が誤解していた。君のために証言する。」と告げるが…今更、彼に証言してもらわなくても、乗客たちが一部始終を目撃していたのだ。
それでもビルは怒らずに「ありがとう。」と述べた。

警察官のライリーも肩に重症を負ったものの生きていて、犯人も含めて5名以上の被害者を出さなかった事に、ビルは胸を撫で下ろしていた。

最後に、今は同志のような気持ちでいるジェンの姿を見つけて、ビルは何があっても味方でいてくれた彼女に
「ありがとう」とお礼を言った。
若干の恋の予感をチラつかせながら物語は幕を降ろす。

映画 フライト・ゲーム キャスト


ビル・マークス(リーアム・ニーソン)…実は航空保安官。任務のためにビジネスクラスの乗客を装っている。
ザック・ホワイト(ネイト・パーカー)…ビジネスクラスの乗客。スマートフォンのプログラマー。
ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)…ビジネスクラスの乗客。窓側の座席に強いこだわりを持つ。
アイリス・マリアン(バー・パリー)…ビジネスクラスの乗客。マークスの後ろの席に座っているセクシな美女。

ジャック・ハモンド(アンソン・マウント)…マークスの同僚の航空保安官。エコノミークラスの乗客を装っている。
チャールズ・ウィーラー(フランク・ディール)…エコノミークラスの乗客。破産処理専門の弁護士。
オースティン・ライリー(コリー・ストール)…エコノミークラスの乗客。ニューヨーク市警察の警察官。
ファヒム・ナジール(オマー・メトワリー)…エコノミークラスの乗客。アラブ系の医師。
ベッカ(クイン・マッコルガン)…エコノミークラスの乗客。一人で乗る幼い少女。
エルリッヒ(オリバー・レーン)…ドイツ人の青年。
ロルフ(ラーズ・ゲルハルト)…エルリッヒの父。
トラヴィス・ミッシェル(コーリー・ホーキンズ)…エコノミークラスの乗客。ガラが悪い。
トム・ボーウェン(スクート・マクネイリー)…エコノミークラスの乗客。

デヴィッド・マクミラン(ライナス・ローチ)…機長。
カイル・ライス(ジェイソン・バトラー・ハーナー)…副操縦士。
ナンシー(ミシェル・ドッカリー)…客室乗務員チーフ。
グウェン(ルピタ・ニョンゴ)…客室乗務員。

マレニック(シェー・ウィガム)…TSAの捜査官。上官として、地上から機内のマークスに命令。