映画 THE GREY 凍える太陽ネタバレ・あらすじ・感想  | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画のご紹介です。

映画 THE GREY 凍える太陽ネタバレ・あらすじ・感想 


映画 THE GREY 凍える太陽 概要


2012年公開のアメリカ映画。
監督:ジョー・カーナハン
主演:リーアム・ニーソン
ジャンル:サバイバル・アクション。

飛行機事故で極寒のアラスカに墜落した7人の生存者たちの、生き残りをかけた壮絶な闘いを描く。

映画 THE GREY 凍える太陽 ネタバレ・あらすじ


石油会社の採掘場に雇われたハンターのオットウェイは、最愛の女性を失い、生きる意義の見えない日々を送っていた。
死んでしまおうかと、一度は猟銃を口に銜えて、引き金に手を掛けたが、指先に力を込めて引く寸前で、遥か遠くの山から聞える狼の雄叫びが、その自殺を引き止めた。
いつ死んでも、良いには良いが、
父が遺した詩のように、もう一度だけ最強の敵を倒せたならば、その日に死んでも悔いはない。…そんな想いに囚われていたからだ。

作業がオフのシーズンを迎え、家族の元へ帰る他の作業員共々、飛行機に乗り込んだオットウェイ。
ところが、離陸間もなく飛行機は嵐に巻き込まれ、アラスカの雪深い山中に墜落する。
機体は無残に壊れ、大半の者は死んだが、
オットウェイは自分を含む8人の生存者を確認する。
だが1名は怪我が深く、数時間後に息を引き取る。

残り7名が取り合えず、飛行機の残骸後で肩を寄せ合い、燃やせるものは何でも燃やして暖を取る。
しかし間もなく、自分たちが、狼の縄張りに来てしまったことに気付き狼狽する。
朝になるのを待ち一夜を明かすうちに、狼に襲われて1名が死亡。

進んで、あれこれと指示を出し、なんとなくリーダーのような雰囲気になっていたオットウェイは「救助を待つよりも、狼を避けるために、向こうに見える森へ逃げたほうが安全だ。」と提案した。
反対する者も何名かいたが、オットウェイが「自分の仕事は狼を殺す事だ。だから狼の習性は良くわかっている。」などと知ったかぶりをしたせいか?結局は全員ついて来た。
自然の猛威と空腹と疲れと、更に狼の群れとまで戦いながら、
生きて帰ろうと、南へ向かう生存者の運命や如何に?


映画 THE GREY 凍える太陽 感想


正直な話、サバイバルもので、こんなにもサバイバルスキルの低い人がリーダーになってしまう映画って初めて観たわ。
「狼の習性は良くわかっている。」とか言っときながら、最終的に辿り着いたのが、狼の巣穴ってアンタ!
それで、どの場所にいる時も常に、狼の標的になってたんだな。
結局1人の転落死と、もう1人の凍死を除いて、後は全員が狼絡みで命を落としていると言うんだから、森目指しても全然、狼を避けられてないし、せっかく凄まじい飛行機事故から生き残った甲斐がないわ!

そんで最後に主人公1人が生き残り、狼のリーダーとタイマンを張る。
でも、それって…最初、自殺しようとしていた主人公の希望通りになってるんやねん。

映画のラストメッセージが、厳しい環境の中で生き抜こうとする7人の男たちの勇気ではなくて、そんな主人公の個人的な勝負魂みたいなものだなんて…死んでいった人たちが可哀そう過ぎるやろ!
観客にとっては、そのような個人的な勝負魂には、あんまり興味が持てないのではないだろうか?
少なくとも、私は、そこんとこはどうでも良かった。
それよりも、1人でも多く生き残って欲しいと願うような気持ちで観るというスタンス。
サバイバルものって、それに尽きると思われ、
そもそもが、サバイバルものに、自殺願望のある主人公の余計な拘りを持ち込んだ事が、この映画を興醒めにしてしまってる。