『クィーンズ ―長安、後宮の乱―』 ネタバレ・あらすじ 4話 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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中国ドラマ『クィーンズ ―長安、後宮の乱―』 ネタバレあらすじ 1話・2話・3話の続き。

『クィーンズ ―長安、後宮の乱―』 ネタバレ・あらすじ 4話


傅瑤は策略を巡らせて李元児と王政君が七夕の日の五刻に灯篭を流すようにし向ける。
五刻は皇族が灯篭を流す時間で、その他の者がこの時間に流せばお咎めを受けるのだった。
しかも、2人が灯篭を流した後で、その灯篭をこっそりと招き寄せ、「家内安全」と書いた王政君の願い事を
「王政君は皇后になる。」という願いにすり替える。

更に傅瑤は、
宣帝の愛妾、張婕妤に命じられて王政君と李元児が作った七夕の香袋に、こっそりと
毒性のある花粉を偲ばせて陥れようと諮る。
それを使った張婕の肌には赤い湿疹が出来てしまい、憤慨して2人を暴室(罪人を幽閉する場所)へと閉じ込める。

暴室で李元児は、自分の叔母が昔、後宮にて陛下の寵愛を巡って張婕妤のライバルであった李美人で、
張婕妤の策略に陥れられて流産し自害した事を王政君に打ち明けた。
李元児は、香袋に毒を入れたのは自分ではないが、
張婕妤が自分の素性を知れば、復讐に来たと誤解して殺されてしまうだろうと怖がって泣く。

その頃、濁舎人が張婕妤の元へ、水路で見つけた灯籠と「王政君が皇后になる」と書かれた願い事の札を見せに来る。
張婕妤は皇后に処分を仰げと命じた。
しかし、濁舎人が「自ら名を記すなど考えにくく、何者かの謀と思われ…皇后様が、ご明察になれば、王政君は無罪になるでしょう。」と
助言したので、考えを変え「白状しないのなら自ら死を選ぶよう仕向けるように。」と濁舎人に命じる。

灯篭と花粉の件について、激しい拷問を受けた王政君と李元児。
王政君は「灯籠は確かに流したが"家内安全"としか書いていません。」と言うが、追及の拷問は続き、
耐えられなくなった李元児は、濁舎人に「灯籠の話は傅瑤が言っていた。」と話す。
それにより傅瑤も捕まるが、傅瑤は言葉巧みに言い逃れた上に、
「李元児は、皇宮の宝物のように見える玉の腕輪を持っていた。」と言い付ける。
これにより、李元児の身元が調べられ、彼女は李美人の姪だということがバレてしまった。
それを知った張婕妤は、李元児が仇討のために後宮へやって来たと完全に誤解し「2人とも自害に見せかけて殺してしまえ。」と命じる。

王政君を巻き添えにしまいと思った李元児は濁舎人に「花粉も灯籠も、すべては自分がやったことで、王政君は関係ありません。」と訴えた。
そして一気に屋根瓦の上まで駆け上ると「政君、あなたは強く生きて!」と言い残し、叔母と全く同じように、身を投げて死んだ。
この出来事は王政君が、皇宮で初めて経験した謀殺となった。

張婕妤の意向で、王政君への拷問は、ひつこく続けられていたが、王政君は身に覚えのない罪を認めずに耐え続けていた。
張婕妤は濁舎人に「明日の朝までには自害に追い込むように。」と命じた。

その夜、首を絞められ殺されかけたところへ、皇后の下命を受けた公孫夫人(皇后付きの最高位の女官)がやって来た。
公孫夫人が調べると言うので、王政君は身なりを整えられて公孫夫人の前に引き出される。
ここで、王政君は「灯籠を流した事は無知ゆえの過ちですが、皇后を冒涜する言葉は一切、書いていません。花粉の事も濡れ衣です。」と主張した。
それを聞いた公孫夫人は「経緯はすべて承知した。皇后様に報告した後、正式に処分が下される。」と告げ立ち去った。

皇后の知るところとなったので勝手な手出しは出来なくなったが、
王政君が生きていては自分の威信にかかわると苛立つ張婕妤は、
「寝食を満足にさせず、重労働をさせて、自然と寿命が縮むように仕向けろ。」と濁舎人に命じると高笑いをした。

「王政君は初犯なので、宮廷追放は免除の上、暴室で服役とする。」との皇后の沙汰が下る。
公孫夫人は暴室の王政君にこれを伝えに来た時、王政君を善良な娘と見込んで
「この事は早く忘れなさい。何の力も策もないのなら、余計な口は慎む方が身のためである。」とアドバイスを与えた。

傅瑤は、李元児が死に、王政君だけが生き残った事を「何かおかしい。」と仲間たちの前で言い、
仲間の不信感が王政君に向かうようにするのだが、それに乗せられたのは単純な馮媛だけだった。
労役をする王政君の所へ行くと、李元児が自害に至った理由を激しく問い詰める馮媛。
それを横から「政君を責めるのはやめて!わざと見殺しにしたわけじゃないわ!」と庇うようなフリをして、
自分の正体を取り繕う腹黒い傅瑤。
こうして傅瑤は馮媛を完全に誤解させて2人の友情を裂く事に成功した。


食事抜きで昼間の重労働を耐えた王政君だったが、
夜になり、皆が寝入った頃に、服役者らの寝屋が雨漏りする。
そこへやって来た世話係の男が、王政君を叩き起こし、屋根に登って雨漏りを修理するように命じた。
どしゃぶりの中、道具を持って屋根の上に上って行く王政君であった。