今回も前回に続いて男女関係の機微にカンが働く女性刑事、鐘羅(白石麻衣)を指導する回でした。
クズなヒモ同然の男、西田(渋谷謙人)と同棲している鐘羅は、捜査情報を西田に流したことがバレて交番勤務になってしまいます。
フジテレビ 月曜21時
「風間公親 教場0.」第8話
主演…木村拓哉
脚本…君塚良一
演出…中江功
いやいや、クビにした方が良いと思いましたけどね。
何か西田に弱みを握られていたから、だったらまだしも、
私はダメな男についひかれちゃうんです、なんて言ってる人間を、警察官のままにしとくのはいかがなものかと思いましたよ。
また同じようなことを起こしかねないじゃないですか。危ういですよね。
どうにも納得いかないオチでした。
それより今回、特筆すべきは、小池徹平演じる犯人、名超に殺された交際相手、小田島を演じたソニンの不気味な演技でした。
恋愛関係にあり、裏稼業のパートナーである小田島と関係を絶つために、家での晩餐に誘われた名越は、小田島の点鼻薬を毒入りにすりかえて殺そうとします。
名越のために手料理を作る小田島。その量がどれもやけに大盛で、それだけでも不気味なんですが、
小田島は放射能が含まれた飲食物を摂取したら、内部被爆になり、だんだんと死に至るってことを口にして、それが薄気味悪く、引き込まれたんです。
…で、小田島は名越の思惑通りに殺されるんですが、あの時に飲んだスープに、放射性物資が含まれていて、小田島が言っていたように名越は死に向かわされたのです。
怯えて名越は自白し、治療を求めました。殺した相手に殺されそうになる皮肉。
小池徹平は悪役が意外にいいんですよね。ソニンも薄ら寒い雰囲気をよく表現してました。
次回はやさぐれた感じの中込(染谷将太)が登場します。
染谷将太VS木村拓哉、ちょっと楽しみですね。
今回の評価は…7