母親は既に亡くなっていると知らないコタロー(川原瑛都)に、それを告げるのは鈴野(光石研)なのか、狩野(横山裕)なのかと思っていたら、
まさかのコタローの父親(滝藤賢一)が電話でお墓参りに行こうとポロっと言ってしまうのでした。
テレビ朝日 土曜23時
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」第8話
主演…横山裕
脚本…衛藤凛
演出…飛田一樹
アパートの住人たちと想い出づくりのように海に行ったり、
それぞれやってほしいことをやってあげたり、様子がおかしいコタロー。
実は父親と一緒に暮らせることになったのです。
父親はヤバい人だと思っている狩野は鈴野に大丈夫なのかと聞きに行きます。
鈴野はそのへんはちゃんと調べていて、コタローから自分が弱かったから一緒に住めなくなったので強くなるとの手紙を貰ってからは、すっかり改心し、仕事にも就いているようです。
かえってクズ親父でいてくれていたら、そこから守るべく一緒にいられるのに…と狩野は複雑な表情でした。
母親の死を知っても、コタローは気丈にいつものように振る舞い続けます。
そんな姿を見るに忍びず、銭湯の帰りに、狩野は悲しければ泣いていいんだ…と狩野の方が泣き崩れてコタローに訴えます。
その言葉と涙にコタローの心の鎧も遂に解き放たれ、幼い少年の顔つきになり、コタローも「ママ〜、ママ〜」と呼びながら涙するのでした。
これまでの積み重ねがあったからこそ、見ているこちらも涙腺が崩壊しました。
2人の傍らには、コタローの母親(紺野まひる)から狩野が受け継いだサボテンが…。
まるで2人を見守る母親のようにたたずんでいました。
今回の評価は…9
春ドラマで初めて素直に泣けた気がします。