このドラマのキャスティングが発表になった時に、私めが最も楽しみにしていたのは木村拓哉と染谷将太の初共演でした。
…で、今回ようやくそれが見られたわけですが、2人が扱う事件がどうにも…ねぇ。
フジテレビ 月曜21時
「風間公親 教場0」第9話
主演…木村拓哉
脚本…君塚良一
演出…西岡和宏
これまでの風間道場に来る新人刑事は、優秀そうに見えながら実は問題を抱えていて…というパターンでしたが、
染谷将太演じる中込はそうではなくて、見るからに問題児然としていて、これは教えるというより矯正するという感じになるな、と出だしから思わせました。
そんなピリピリした緊張感は、中込の私生活にも及んでいて、認知症の母親(余貴美子)を抱え、妻(大西礼芳)はその介護で疲弊していました。
余貴美子が実にリアルに認知症の母親を演じるので、中込家のドヨ〜んとした閉塞状況に見入ってしまいました。
しかし、しかしですよ。
肝心の事件エピソードがね~。
犯人(早見あかり)を屈伏させる物的証拠のあまりの荒唐無稽さにア然としました。
腹を刺したら、そこから刺された男が使用していたカプセル内視鏡が飛び出して、犯人の映像をバッチリ撮っていた…って。
………んな、アホな。
腹刺して、そんなの飛び出してきたら、気づくでしょうに…。
何だ?これ?って。
重厚感や緊迫感あるシーンが続いた後にこんなオチが待っていると、余計にガックリ来ます。
今夜は大丈夫ですかね?
今回の評価は…6