今回はサチ(清野菜名)からみんなへのメッセージが良かったですね。
サチってみんなのことをよく見ているし、気遣ってるな~と感銘を受けました。
テレビ朝日 日曜22時
「日曜の夜ぐらいは…」第8話
主演…清野菜名
脚本…岡田惠和
演出…中村圭良
人手不足のファミレスが忙しくて、カフェ開店への話し合いにも参加できないサチは若葉(生見愛瑠)に聞き書きしてもらい、みんなへメッセージを伝えます。
それがどれも素晴らしかったですね。
まず、富士子(宮本信子)には高齢で働き口が無いのを苦にしているのを感じ、以前家を建てた時に学んだことを、カフェ開店にも活かしてほしいと頼まれます。
自分を必要としてもらえる喜びで、富士子は感謝し涙します。
同じように邦子(和久井映見)には私だけでなく母親を必要としている翔子(岸井ゆきの)、若葉、みち(岡山天音)、みんなにとってのお母さんになってほしいと頼みます。
車椅子で外出がなかなかできないけど、いつもそこにいてくれるのが良いのだから…と。
これは素敵なアイデアだと思いましたね。
だから、翔子にもみちにも、このアパートに引っ越してくるよう勧めるのです。
特に自分の家族のことで悩んで、それを抱えてる翔子には、何があるかは聞かないけど、命令だから引っ越して来いと言うのです。
翔子の性格をわかった上で、孤独から解放してあげようと言うアプローチが良いなと思いました。
そして、これまで多くのツラい思いをしてきた若葉にはこんな言葉を伝えます。
「毎日楽しいなと思うことが一番の復讐!やっつけよう!過去」
これ、名言ですね。
流石!岡田惠和!! いいセリフですね。
辛かった過去は消すことはできないし、イヤなことをしてきた人たちへの負の感情もなくなりはしない。
でも、今を楽しく生きれば、過去の自分を乗り越えられる。
若葉の母親(矢田亜希子)はウソの住所を教えられ、サチの父親(尾美としのり)はファミレス店長(橋本じゅん)にウソをつかれ、サチがまだ金に困ってると思っているようです。
このままハッピーに終わるドラマであることを信じたいです。
今回の評価は…8