祭り上げられる聖母…「ハヤブサ消防団」第8話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「18/40」と同様に、昨夜放送された最終回とその前週の第8話を2話分まとめての記事にします。




記事が遅れがちになっており申し訳ありません。




テレビ朝日 木曜21時

「ハヤブサ消防団」第8話、最終回


主演…中村倫也

脚本…香坂隆史

演出…常廣丈太




放火犯は消防団メンバーの中の省吾(岡部たかし)だったことまでは分かりましたが、




まだまだ謎は残っていて、アビゲイル騎士団の目的や、写真の女性(小林涼子)は誰か?度々出てくる白髪の女性(村岡希美)は誰か?彩(川口春奈)や住職(麿赤兒)は味方か?敵か?

省吾は殺されたのか?!




そのへんが2話かけて明かされていきました。



まず写真の女性は展子といい、アビゲイル騎士団で聖母と崇められている女性でした。




そして、住職=江西佑空は展子の兄だったんですね。

最終回で住職によって明かされた展子の人生は悲惨で痛ましいものでした。




アビゲイル騎士団の創立メンバーたちは、余命少ない展子に目をつけ、その早逝を逆手に取って、聖母として神格化していったのです。




宗教団体って恐ろしいですね。

教祖の人生を適当に作り上げて、それを教本につづって信じ込ませるんですから。




展子の次の聖母として祭り上げられる彩もすっかり信じてましたが、三馬(中村倫也)が真実を書いた脚本を見せて、改心させることができました。




毎回、必要以上に無気味に登場していた白髪の女性は、映子と言って展子の真実を知る友人でした。




なぜ、あんなに無気味に見せていたのか?かなりのミスリードでしたね。




真鍋(古川雄大)はまんま、ワルでしたね。

最後はライフルまで持ち出してきて、イカレっぷりがスゴかったです。





これまで記事で触れてませんでしたが、回を追って存在感が増してきたアビゲイル騎士団のリーダー的な杉森。

演じる浜田信也は舞台中心の人であまりなじみがありませんが、ねっとりした無気味さが秀逸でした。




中だるみがありましたが、狂信的な宗教団体が人々の生活を蝕むさまが見られて終盤は興味深かったです。




第8話、最終回共に評価は…7