このドラマは変幻自在なムロツヨシの話芸を楽しむのも1つの見どころではありますが、
今回の冒頭は長~い尺を使ってムロツヨシに1人しゃべりの落語風の漫談をたっぷりと披露させました。
客はパラリーガル仲間の丸屋(酒向芳)と岩渕(日向亘)だけ。
今回は蔵前(ムロツヨシ)が天野(平手友梨奈)と喧嘩したために、この2人が天野の世話をしなければならなくなるという展開でした。
フジテレビ 金曜21時
「うちの弁護士は手がかかる」第7話
主演…ムロツヨシ
脚本…中園勇也
演出…片山雄一
このドラマ、ここまで7話で、脚本家は6人、ディレクターは5人が代わる代わる担当していますが、
どうも回によってトーンや肌合いが変わるので評価しづらいドラマです。
今回の依頼はかつて冤罪で犯人扱いされた女性が、その事件をモデルにしたドラマが放送されていて、また蒸し返され娘が犯人の娘扱いにされたりして、放送をさ差し止めしたいというものでした。
そのドラマは奇しくも蔵前がマネージャーしていた笠原梨乃(吉瀬美智子)が主演しているドラマでした。
天野が担当することになりますが、パラリーガルなんていくらでもいると蔵前は天野に言われ、珍しく喧嘩別れ。
マネージャーの時に梨乃にもマネージャーなんていくらでもいると言われてたようです。
…で、丸屋が代わってクタクタになったり、オドオドしながら岩渕が蔵前が書いてくれたメモをもとに話したり、
いつもとはひねりがきいて面白かったですね。
喧嘩して他の案件に関わったから、ヒントを得られた蔵前は、天野のために陰で尽力し、
結局、またペアを復活し、ドラマの脚本が事件をルポした小説のパクリなのをつきつけ、放送差し止めにさせるという、ちょっと痛快な展開になりました。
今回は流石に天野も蔵前の功績を認め、小声でごめんなさいと言わせました。
梨乃には言いなりで逆らえなかった蔵前は、天野とは喧嘩できるほど仲の良い関係になったのは微笑ましかったです。
今回の評価は…7