先週放送された第9話と昨夜放送の最終回をまとめての記事にします。
日本テレビ 日曜22時30分
「コタツがない家」第9話、最終回
主演…小池栄子
脚本…金子茂樹
演出…丸谷俊平(9)、中島悟(終)
第9話は悠作(吉岡秀隆)が申し出ている万里江(小池栄子)との離婚を、
万里江はいろんな人に相談するも、みんな離婚に賛成で、万里江だけが離婚に抵抗を示し、
根負けして一時は離婚届にサインをするものの、万里江はなぜ自分は離婚したくないのかがわかり、やはり離婚を拒み、悠作にも諦めさせるという話でした。
みんながみんな、何のためらいもなく離婚に賛成するのが面白かったですね。
ま~それだけ、悠作のダメっぷりは文句無しにスゴいってことですよね。
でも、悠作がダメであればあるほど自分は輝ける、だから悠作と一緒にいたいんだということに万里江は気付くわけです。
ダメ男好きの女性っていますからね。
私が何とかしなきゃというのが万里江の原動力なんですね。
…で、最終回は離婚に向けての家族を描いていたのに、離婚しなくなったからもう描かないとまた言い出した悠作が、
結局、作品を描きあげ、あまり売れなかったけど単行本にもなりました…というオチでした。
最終回もこのドラマらしいダメ男3人の口争いは健在で、決して仲良くなくても微妙なバランスで家族団欒を作り出しているのが、今どきのホームドラマでした。
和室をもらった達男(小林薫)が家庭用サウナを買ってきて、和室に置き、悠作も順基(作間龍斗)も我先にと入ろうとしたり、相変わらず手のやける男たちでしたが、それが万里江に充実感を与えるんでしょうね。
この2話では達男と親密だった熊沢(西堀亮)が新たな同僚と仲良くなり、達男がすねるという関係の変化も面白かったです。
9話の評価は…7
最終回の評価は…8
このドラマは小林薫の変幻自在の演技を堪能できたのと、作間龍斗という若くして淡々とした演技ができる逸材を見いだせたのが収穫でした。