秋ドラマをようやくすべて記事を書き終えました。
これより引き続き秋ドラマを振り返るドラマアカデミー賞へと突入します。
秋ドラマ、最終回まで見た作品は以下の通りです。
「時をかけるな、恋人たち」
「大奥Season2」
「コタツがない家」
「パリピ孔明」
「ゆりあ先生の赤い糸」
「いちばんすきな花」
「うちの弁護士は手がかかる」
「フェルマーの料理」
「きのう何食べた?season2」
「下剋上球児」
「セクシー田中さん」
年末は多忙になるのを見越して本数を減らしましたが、記事更新が遅れ不体裁ながら何とか11本を見続けることができました。
恒例により以上11本を対象に選ぶ賞は…
最優秀新人賞
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞
最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演女優賞
最優秀主演男優賞
最優秀作品賞
…です。
まずは最優秀新人賞
今クールは甲乙つけがたく2人選びました。
作間龍斗
「コタツがない家」
木戸大聖
「ゆりあ先生の赤い糸」
まず作間龍斗は旧ジャニーズのHiHi Jetsのメンバー。深夜や関西ローカルで主演経験もある人ですが、私めはどれも見てませんので、今回の小池栄子の息子役でいきなりの初見でした。
小池栄子、吉岡秀隆、小林薫という百戦錬磨のつわものたちに混じって、堂々とかつ淡々と今どきの息子を演じた度胸には驚かされました。
肝がすわってる感じはかつての二宮和也を彷彿とさせます。若いととかく過剰に演じがちですが、演じない引き算のナチュラル演技ができているのがスゴいです。
大河ドラマ「どうする家康」でも強烈な演技を見せる北川景子の淀君と堂々と向き合う悲運の名将秀頼を好演しました。
今後が楽しみな逸材です。
もう1人の木戸大聖は、まさに彗星のごとくに現れた感じで、ドラマの中でも当初は端役かと思っていたらあれよあれよと重要な役になり、抜擢にこたえてヒロイン菅野美穂の相手役をしっかりと勤めました。
この人今までどうしてたんだろう?と不思議なほどにしっかりとした演技でした。童顔で若く見えますが、芸歴6年でもう27歳です。
事務所は小栗旬や田中圭のいるところで、なぜもっと露出が無かったのか不思議でなりません。
おそらく来年はオファーが急増するでしょう。
最優秀主題歌賞
「いちばんすきな花」主題歌
「花」藤井風
藤井風の透明感のある歌声が回を重ねて、しみじみと心に響いてきました。
特にサビの「咲かせにいくよ 内なる花を」は特に耳に残りましたね。
最終回は本人が登場して歌唱する姿が流れましたが、スタッフもよほどこの曲をお気に入りだったんでしょうね。
最優秀脚本賞
安達奈緒子
「きのう何食べた?season2」
「大奥」の森下佳子とどちらにするか悩みましたが、こちらにしました。
いろんな要素をガチャガチャ入れ込んで、本来描くべきものをおろそかにしてしまう作品が多い中で、
シロさんとケンジが年齢を重ねていくことで起きていく変化を毎回丁寧に描き、その積み重ねが終盤での感動に結びつきました。
昨今の脚本へのアンチテーゼという意味でもこちらを選びました。
最優秀演出賞
大原拓、末永創、川野秀昭、木村隆文
「大奥Season2」
このドラマに出ると役者さんたちの演技が見違えるほど良くなります。
それは脚本の良さもさることながら、演出力によるところも大きいでしょう。
役者1人1人のポテンシャルを引き出して、脚本を増幅させる丁寧な仕事ぶりに敬意を表して選びました。