昨年の総括の締めくくりとして、満足度の高かった作品のトップ10をお伝えします。
ランキング1位が年間最優秀作品賞ということになります。
10位
草なぎ剛主演
「罠の戦争」…7.81
草なぎ剛、久しぶりの民放連ドラ主演でした。単なる復讐劇ではなく、主人公が政界入りすると自分も変容してしまうなどひねりがきいていました。
9位
「大奥Season2」…7.81
Season2も見ごたえたっぷりでした。医療編も幕末編も男女逆転だけでなく描くべきことが盛りだくさんすぎて、描き足りない部分があるのが残念でした。じっくり半年かけて放送してほしかったです。
8位
堺雅人主演
「VIVANT」…7.90
連ドラはまだこんなにお金をかけられるんだと度肝を抜かされました。贅沢な作品でしたね。見ごたえはありましたが、感動はさほどではなかったかも。
7位
安藤サクラ主演
「ブラッシュアップライフ」…7.90
バカリズムの脚本が絶妙でしたね。死んでしまったヒロインが変なものに生まれ変わりたくなくて、また人生をやり直す。それによりいろいろあってとにかく面白かったです。
6位
小野花梨主演
「初恋ざらり」…7.92
わずかに知的障がいのあるヒロインが、それゆえにままならないことを、ベタベタした感傷をまじえずリアルに描き、小野花梨が素晴らしい演技を見せました。
5位
横山裕主演
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」…8.00
小学生ながら1人暮らしをしているコタローと住人たちの交流を描いた続編。
更に大人びてきたコタローが素直に泣いていいと言われ号泣するシーンにはやられました。
4位
清野菜名主演
「日曜の夜ぐらいは」…8.00
それぞれ閉塞的な状況にあった3人が出会って前向きになり、カフェを共同経営するに至る話で、応援したくなるし元気をもらえる作品でした。
3位
西島秀俊、内野聖陽主演
「きのう何食べた?season2」
同性婚がまだ認められてない中で、共に住む男性パートナーはこの先どうしていくのか、そんなシビアな現実を優しい眼差しで描いた秀作です。
2位
「大奥」…8.10
男性に代わり将軍の座につかねばならなかった女性たちのもがき苦しむ姿を、三代にわたって描き、キャスト、脚本、演出三位一体バランスよく優れた作品でした。
そして、1位、年間最優秀作品賞は…
吉岡里帆、笑福亭鶴瓶主演
「しずかちゃんとパパ」…8.13
昨年の年間最優秀だった「silent」と同様にろう者を描いた作品となりましたが、こちらはろう者の父と健常者の娘との話。
2人ともあっけらかんとしているのですが、娘に恋人ができて…という展開で、お互いを縛りあっていたのを悟り変化していくさまが感動的に描かれました。
テレビドラマ史に残る傑作だったと思います。