この記事を書き漏らしていました。
今週放送の3話の記事ではなく、先週22日に放送された第2話の記事です。
遅くなりまして申し訳ありません!
フジテレビ 月曜22時
「春になったら」第2話
主演…奈緒、木梨憲武
脚本…福田靖
演出…松本佳奈
しかし、この冬ドラマは父親と娘が不仲のドラマがやけに多いですね。
このドラマを筆頭に、「さよならマエストロ」の西島秀俊、芦田愛菜、「不適切にもほどがある!」の阿部サダヲ、河合優実、「グレイトギフト」の反町隆史、藤野涼子。
それぞれ関係性は違いますが、一番深刻なのは父親があと3か月で死ぬと宣告されているこのドラマで、その割には悲壮感や暗さが少ないところが良いところです。
頑として抗がん治療を拒み、緩和ケアだけで死ぬまでにやりたいことリストを作った雅彦(木梨憲武)
その1つ1つにはなぜそれをやりたいかの意味があるようです。
今回はその手始めに伊豆に娘の瞳(奈緒)と行きました。
海が見たいからと言ってましたが、実は伊豆は亡くなった妻との思い出の地で、そこで思い出を語ったり、瞳と語らう時間が持てました。
やたらと大声で話す木梨憲武の演技には賛否あるようですが、私めには迫る死の恐怖に必死に抗おうと自分を鼓舞する弱さに感じられて、
妻を亡くした悲しい時も、この人は元気にふるまい、あえて笑ってきたんだろうなと思いながら見ています。
一方、瞳の方は何とか雅彦に治療を受けさせようと、地味にやるはずだった結婚式も雅彦をからめて派手にやるように変更し、雅彦にプレッシャーをかけます。
今回良かったのは、なぜ瞳が売れない芸人の一馬(濱田岳)を好きになったかの経緯が明らかになったことでした。
初回を見て、なんで?と一番気になったところでしたから。
瞳の仕事が助産師というのも、死に向かう雅彦との対照になっていて考えさせられるものがありますね。
このドラマを見ていて、自分も死ぬまでにやりたいことをリストにしてみようかなと思いました。
同世代の読者の皆さんはいかがですか?
今回の評価は…8