前回、ちょっとだけ成長したところを見せたZ世代社員の十影(板垣瑞生)。
相変わらずタイパ、タイパとうるさいし、結局そんなに成長してないのかなと思いきや…
NHK 火曜22時
「正直不動産2」第6話
主演…山下智久
脚本…清水匡
演出…金澤友也
今回は今の時期、タイムリーな賃貸契約についての話でした。
1つは同じ物件を学生2人が永瀬(山下智久)と黒須(松田悟志)から別々に紹介されたら、仲介手数料があるかないかで値段が違い、黒須の悪どい手口が明らかになるというエピソードと、
劇団員の女優(美山加恋)が家賃を払えず、大家(梅沢富美男)に一緒に泣きつきに行くというエピソードでした。
今回も不動産に関するAD物件やら、明け渡し請求やらいろんなことを改めて知ることができ興味深かったです。
キャラが濃い黒須はフルコミ社員で、成約したらそれだけ稼げるんですね。
だからやり方がえげつないんですが、十影はシュアに稼ぐやり方に感心したりします。
店子思いを自認する大家にも、十影は平気で結局損はしたくないけど、悪く思われたくないだけだと言ってしまうし、
ダメおしのように自分でいい人と言う人にいい人なんていないとまで言って、大家を怒らせてしまいます。
しかし、十影が言うことは意外に芯をくってるんですよね。
…で、劇団員が無理してバイトしてる姿とかを見て十影は無理して今のところに住まないで、もっと安いところに引っ越すべきだと提案します。
家賃のために無理して、本業の女優ができなくなるのはバカらしいからです。
大家は出てくれたら滞納分は免除すると言ってくれてますしね。
これには永瀬やカスタマーファーストの月下(福原遥)も感心し、学ばされました。
口のきき方がぶっきらぼうですが、十影にもカスタマーファーストはいくらか身についてきたようです。
両親を幼くして亡くし、苦労してきたみたいですしね。
演じる板垣瑞生は早くから注目してきた人ですが、もうひと皮がなかなかむけずもどかしい存在で、主演をはる人に早くなってもらいたいです。
今回の評価は…8