今回は神木(ディーン・フジオカ)がなぜあそこまで、病的とも言えるほど営業成績No.1にこだわるのかが明かされました。
しかし、まさかのホラー的な話とは思ってもいなかったので意外でした。
いくらそんな理由とはいえ、あそこまで悪どくならなくても…とは思ってしまいましたね。
NHK 火曜22時
「正直不動産2」第9話
主演…山下智久
脚本…根本ノンジ
演出…川村泰祐
今回は前回打ち出された、登坂不動産は町の人たちのために尽くす「町の不動産屋さん」であるというポリシーがより明確になるエピソードでした。
ミネルヴァ不動産の神木がサブリース契約を結ぶオーナーたちから、違法すれすれのやり口で利益を巻き上げようとするのを、永瀬(山下智久)ら登坂不動産のメンバーが阻止してあげるという話でした。
サブリース契約は前作でも確か扱ったと思いますが、オーナーは不動産会社に自分の物件を貸す契約をし、空室が出てもずっと家賃は貰えるという一見おいしい話なんですが、
借家借地法により借り主の不動産屋の方が法律では守られていて、不当に手数料をピンハネされても文句は言えず、解約しようとすると莫大な違約金を取られるんです。
ま~うまい話には裏があるっていう典型例ですけどね。
永瀬たちは神木にいたぶられてるオーナーたちを集め、集団訴訟をもちかけます。
これは和菓子屋の石田(山崎努)が法律なんかにひるんでないでぶち壊しちゃえばいいというアドバイスをヒントにしたのでした。
訴訟に持ち込めば、ミネルヴァはいろいろ探られて、ヤバい商売のやり方がバレてしまいますからね。
神木は登坂の話では元は実直で良い社員だったのに、事故で妻子を亡くし、そこからおかしくなったそうでした。
あの神木がする変なタップダンスも息子に見せると喜ぶからやっていたようで、
花澤(倉科カナ)に明かした話では、営業成績No.1になると妻子の幽霊が姿を見せ、そうでなくなると消えるから必死にNo.1になってるってことでした。
何だか切ない話ではありましたね。
でも、それなら堂々と頑張ってNo.1になればよいのにとひっかかりました。
最終回ではどうなるんでしょう?
永瀬と榎本(泉里香)はどんどんいい感じになってますね。
今回の評価は…8