最終回は見ごたえがありましたが、そういう話で終わるのかと、ちょっと予想に反した展開で残念に思う部分もありました。
NHK 火曜22時
「天使の耳~交通警察の夜~」最終回
主演…小芝風花
脚本…荒井修子
演出…河原瑶
このドラマって東野圭吾原作だったんですよね。それを意識せずに見てましたが…
最終回では悪質な路上駐車のために、心臓発作を起こした妻(星野真里)を病院に連れて行けずに亡くしてしまった金沢(安田顕)が、その路上駐車の運転手に復讐した過去が明らかになりました。
「さまよう刃」とか東野圭吾作品には自らの手で復讐しようとする話がよくありますよね。
路上駐車では罪に問えないから、同じように路上駐車によって、その男が崖から落ちるように仕向けて、事故に見せかけ殺したのでした。
陣内(小芝風花)に告白する金沢の抑えた演技には、抑えがたい怒りの凄さが逆に伝わり見いってしまいました。
ま~、でも交通警察のプロフェッショナルである金沢が、車の事故で復讐を果たすというのは後味悪かったですね。
あと、前回憎々しいことを言ったトラックを横転させた聡子(山下容莉枝)が、結局何も懲らしめられずに終わったのもモヤモヤが残りました。
とはいえ、交通警察というあまりクローズアップされてない部署に光をあてた題材は興味深く良い作品でした。
今回の評価は…7