幸せは人それぞれって話?「季節のない街」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回のサブタイトルは「牧歌調」

かなり意味深なタイトルですね。




仮設住宅の中で繰り広げられる特異な夫婦関係を2つ見せましたが、なかなか突飛で「こんな関係もありじゃない?」ってクドカンにいたずらっぽい目で問いかけられているようでした。




テレビ東京  金曜24時52分

「季節のない街」第4話


主演…池松壮亮

脚本、演出…宮藤官九郎




半助(池松壮亮)が一緒に日雇いで働いて初太郎(荒川良々)と益夫(増子直純)。




稼いだ金は家にちゃんと持ち帰らず、大抵は屋台の飲み屋「男同士」で呑んで使ってしまいます。




酔って帰ると怖い嫁たち(MEGUMI、高橋メアリージュン)が待ち構えていて怒られるわけですが、それでも懲りません。




ある日、それぞれ自分の家でない方に泊まったら、そのままそこに住み着くようになり夫婦交換の状態で平気でいます。




いくら夫同士、妻同士仲良くても牧歌的というか、スゴい話だなと思いました。




銭湯で半助が2人のロッカーの鍵を入れ替えて、また元に戻るって話でしたが、演じるのが荒川良々ですっとぼけているから大丈夫だし、




妻たちがMEGUMIと高橋メアリージュンってところがナイスキャスティングでした。




しかし、MEGUMIは「おいハンサム」ではしっかり者の母親で、「東京タワー」では若い男によろめく主婦、こちらではアニキに色っぽく迫る妻と、3本掛け持ちで違う役柄を演じ分けてますね。





もう1つのエピソードは慰問で来たアイドル(前田敦子)が取り残され、居着いてしまい、人の良い良太郎(塚地武雅)の妻になり、




子ができますが、その後は仮設住宅にいる男たちと次々に子を作り、父親の違う子も含め6人兄妹を抱えています。




ぶっとんだ女性をシレッと演じる前田敦子のたくましさに恐れ入りました。




幸せならいいんじゃない?ってことなんでしょうね。

周りの住民たちも知っているというのが何とも牧歌的ですよね(笑)




今回の評価は…7