ヤンキーものはハズレ無し…「伝説の頭 翔」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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中途半端ではなく、極端に振り切ったヤンキーもののドラマって良作が多いですよね。「今日から俺は!!」とか「ナンバMG5」とか。




あまり期待せずにこのドラマの初回を見ましたが、やはり古い人間だからか、ついつい楽しんで見てしまうんですよね。





暴力シーンが苦手な女性読者の方にはおすすめしにくいのですが、このドラマは女性キャラが魅力なのも良いなと思います。



テレビ朝日  金曜23時15分

「伝説の頭 翔」第1話


主演…高橋文哉

脚本…古家和尚

演出…住田崇




まずこのドラマの見どころは顔はそっくりでも片やヘタレで、パシリやカツアゲされがちで、死にたいとすら思っている達人と、片や関東で最大最強のヤンキーグループ「グランドクロス」のカリスマ的リーダーの翔を高橋文哉が一人二役で演じわけるところ。




達人を演じる高橋文哉は容易に想像がつきましたが、線の細い彼がヤンキーのリーダーをそれらしく演じられるのかは懸念していました。




しかし、「フェルマーの料理」でシェフになった主人公を演じた経験なども活きてか、以前より風格も出てきて見劣りはしませんでした。それはお手柄です。




達人が道に飛び出したためにバイクで通りかかった翔が負傷。

自分が負傷し入院したと知れたら、ヤンキーグループの抗争が起きるのを気にした翔は、達人が自分似で両親は海外で不登校の達人を自分の替え玉にすることにします。




知っているのは片腕の大門(菅生新樹←菅田将暉の弟)と、翔の祖母でスナック「紅」のママの紅子(飯島直子)だけ。

ちなみに紅子もレディース「紅」の初代総長。




翔のカノジョの「紅」の現・総長直子(井桁弘恵)も、大門以外の幹部たちにも内緒で、それがいつバレるかのハラハラが続くようです。




達人のキャラはただのヘタレではなく、カツアゲされても被害を最小限にすませる知恵深さがあったり、レディースキャラのアイドル「古くさい街角のスケ番ズ」(通称・街スケ)のエース彩(関水渚)を熱く推しているオタクでもあります。




実は大門も密かに街スケのキョーコ先輩(森香澄)が好きというのも親しみが持てて良かったです。




今回は翔になりすました達人が、卑怯な金山(犬飼貴丈)と対決するはめに。

翔は巧みに大門を使って金山に下剤入りパンを食べさせ、達人にはチャンスが来たら腹を狙えとアドバイス。



ボコボコにされたあと大逆転で、金山の腹を殴り、勝つことができます。

勝って興奮した達人は金山にののしってやるのでした。




その様子を見ていた彩は「たっちゃん」と一言言ってました。達人を知っているようです。




達人や翔、大門ばかりでなく、紅子や翔の前ではしおらしくなる直子、レディースキャラを演じているだけの彩など、女性キャラもそれぞれ魅力的です。




脚本がベテランの古家和尚ですから、うまくまとめていて破綻がありません。

こちらも視聴継続になりそうです。





第1話の評価は…7