どうか胸キュンドラマにはならないで!「西園寺さんは家事をしない」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めはおじさん視聴者なので、今クールだと「青島くんはいじわる」のように胸キュンがメインの恋愛ドラマになってしまうと、もう観ていられませんし、記事の書きようもありません。




このドラマはこの枠にしては胸キュン要素が少なめなので、安心して見ていたのですが…




TBS   火曜22時

「西園寺さんは家事をしない」第3話


主演…松本若菜

脚本…宮本武史

演出…井村太一



ラストで楠見(松村北斗)と2人きりになった西園寺(松本若菜)は、顔を近づけてきた楠見にドキドキしてしまうというシーンがありました。




ありゃ、この先は西園寺が楠見の無意識なモテオーラにやられて好きになっていく話になっちゃうのか?と心配になってしまいました。




ま~そうはならないと信じたいんですが、今回は楠見と、亡き妻の母親、里美(奥貫薫)とのギクシャクした関係を、西園寺さんが持ち前の行動力、仕切り力で修復するという話でした。




ニセ家族になろうと西園寺は提案しましたが、それがどういうことかイマイチ、楠見はピンと来ていません。




西園寺はチームみたいなものと言うんですが、それもわかるような、わからないような…




とりあえず検証する意味でニセ家族生活を始めることになります。




以前は事前登録をしてなくてルカのお迎えに行ってもダメだった西園寺は、今度はOKになって、嬉しげにお迎えしてるのが微笑ましかったです。




週末は亡き妻の一周忌に実家へ行く楠見。しかし、肝心の喪服を忘れていて、西園寺は車を飛ばして届けに行きます。




礼を言う楠見に「気を遣わないニセ家族じゃん!」と嬉しげに言いますが、それを里美に聞かれてしまいます。




ニセ家族?と不審がる里美に楠見も西園寺も必死に説明しますが、当然わかってもらえません。




身内だけの法事なのでお引き取りを、と冷たく言われてしまいます。




一周忌のあと楠見と里美は言い争いに。

ルカをどちらが育てるかでぶつかり、両者の主張は平行線です。




翌日、今度は里美が西園寺の家にやってきます。

楠見は帰ってくださいと冷たくあしらいますが、はずみに里美が持ってきたスイカが落ちて割れてしまいます。





すると西園寺は…

「ちょっと待った!何かわからないんですけど、でも何かこのままじゃダメだってことは分かるんです!」



一緒にスイカを食べようと強引に里美を家の中に招き入れます。




こういう見るに見かねてという西園寺のお節介さがキャラとして魅力的ですよね。松本若菜ともよく合ってます。





西園寺は里美を泊まらせ、翌日も留守番をさせて、夜はみんなでバーベキューをします。




バーベキューのあと、西園寺はいなくなった母親とのことを語り、里美は娘の死を受け入れられず、つい楠見にひどいことを言ったと後悔と娘の喪失感を語りました。




それを傍らで聞いていた楠見は翌朝、帰路につく里美にまた会いに来てと告げ、里美はだったらあなたが来なさい、息子なんだから…ルカちゃんのこと頼んだわよと去り際に言いました。




いい話でしたね。

西園寺自身も先日家に来た父親(浅野和之)を追い返したのですが、その時持ち帰らせた手土産のメロンがカットされて届き、それを食べて「メロン食べたよ」とメッセージを送っていました。




このドラマ、出てくる人がみなイイ人ばかりで心が和みますね。




第3話の評価は…8