私めはこのブログでは個人的なキャストへの好き嫌いは記事には含めないように心がけてきたわけですが、
今回は先に言っておきますと、恵俊彰は昔から好きではないので、悪役で登場し懲らしめられるのは痛快でした。
TBS 日曜21時
「ブラックペアン2」第5話
主演…二宮和也
脚本…槌谷健、守口悠介
演出…西浦正記
このドラマは毎回、菅井(段田安則)の思惑通りにはならず、それに加担した敵役が天城(二宮和也)にやりこめられる勧善懲悪痛快医療ドラマみたいになってきてますね。
やはりチーフプロデューサーの伊豫田Pはこの日曜劇場枠で、「半沢直樹」や「下町ロケット」など池井戸潤作品を手掛けた人なので、ま~無理もないんですが…。
天城はダークヒーローや金の亡者の面はどんどん薄れて、ちょっとひねくれてるけどカッコいいヒーローに定着してきました。
前回のラストではコイントスで花房(葵わかな)は賭けに負けたと思いきや、そのあと天城に人がぶつかりまたひっくり返ったらしく、花房の母親・和子(花總まり)のピンチは天城によって救われました。
天城なりに医療AIエルカノ(声:三石琴乃)をうまく使って新しい術式で手術を切り抜けました。お約束の菅井は苦虫かみつぶし、執刀した野田(池田鉄洋)はあっさりクビを切られるという呆気なさでした。
その後始まったのが今回のメインエピソード。
新たなセンター建設を天城のデザインで進めると建設費が大赤字なので、資産のあるVIP患者を受け入れて高額な治療費を取るように佐伯(内野聖陽)から言われます。
…で、名があがったのが韓国で飲食店チェーを展開し成功した木崎(恵俊彰)。
木崎はいかにも金の亡者的なイヤなヤツですが、天城は建設費のためなので甘んじて言いなりになります。
しかし、そこに初回に登場した研修医ミンジュ(キム・ムジュン)の母親、ソヒョン(チェ・ジウ)が検査のために再来日。
木崎は悪辣な方法で韓国で競合店をつぶしたり買収したりしていて、ソヒョンの経営する店も木崎に潰されており、因縁の相手でした。
天城は木崎の言いなりになるふりをして、木崎を監視カメラ付きの病室に移し、木崎が闇帳簿を隠しているのをひそかに撮影し不正を警察に通報。
警察が病院にやってきますが、やぶれかぶれになった木崎は手術室に入りメスを片手に死ぬぞと威嚇します。
しかし、天城はここは手術室たがら、何としても命を救ってみせる…おまえはもう死ねないんだと、痛烈に言い放ちます。
木崎は手術を受ける権利はないが、義務はあるというのも名言でしたね。
かなり強引な展開ではありましたが、敵役の恵俊彰が悪事を暴かれるのは痛快この上無しでした。
第5話の評価は…7