この名コンビをまた見たい…「嘘解きレトリック」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最終回を見て、「あ~このドラマを最後まで見続けてきて良かった~!」と素直に思えたらその連ドラは成功だったと言えるのではと思います。



ガッカリしたり裏切られたりするドラマもありますからね。




フジテレビ  月曜21時

「嘘解きレトリック」最終回


主演…鈴鹿央士、松本穂香

脚本…村田こけし

演出…永山耕三




昭和初年という古きよき時代を舞台にしていながら、それをウソくさくなく最終回まで見せてくれたのはキャスト、スタッフの努力の賜物でしょう。

まず拍手を送りたいと思います。





そして人はさまざまな嘘をつくというのをテーマに、探偵の左右馬(鈴鹿央士)と助手の鹿乃子(松本穂香)が鹿乃子が嘘を見破れる能力を活かして、いろんなパターンで見せていく、そこにこのドラマの妙味がありました。




左右馬は人間観察に長けていて洞察力もあり、鹿乃子はおっとりと自然体の天然キャラ。対照的な2人だからこそ醸し出される雰囲気がまた心地よいものでした。



最終回は行くあてもない謎の女性(加藤小夏)を大家さんが面倒をみるように押し付けてきて、




自分のことはウソばかりその女性は何者で、なぜウソをつくのかを2人が探り当て、元いた家に彼女を戻すという話でした。




ずっと一緒に育ったお嬢さま鈴乃を好きになってしまった彼女、蘭子は、結婚することになった鈴乃の幸せを願うために心をこめてウソをつき続けることにします。



そんな切ない嘘もあるんですね。

人がつく嘘はホントにさまざまです。




蘭子に左右馬への好意を指摘された鹿乃子はウソをついて否定し、今までウソをつく人に起きる発光が、鹿乃子に出たのは洒落てましたね。




鈴鹿央士と松本穂香のコンビネーションがよく、また続編を見たくなる終わり方でした。




生き死にがからんで見ていてツラくなる作品が続いた月9でしたが、探偵ものでも殺人とかはあまりからまず、人情味のあるエピソードが多くて見やすかったのが何よりでした。




最終回の評価は…8