秋ドラマアカデミー賞、続いては最優秀主演女優賞です。
秋ドラマはW主演も含めて選考対象作品10本の半分、5本が女優主演作品でした。
1人ずつ寸評していくと…
「噓解きレトリック」
松本穂香
噓を見破る特殊能力を持つがゆえに苦しんできたヒロインが、探偵助手としてその異能を活かしていくという話でしたが、
松本穂香の持つほんわかした雰囲気が、このドラマの世界観にもつながり、どんピシャの役でした。
「モンスター」
趣里
朝ドラの主演を経てまた一段と主演女優として進化した趣里の凄みを見せつけられました、
ワンマンショーに近く、いろんな趣里を楽しめる作品でした。
「あのクズを殴ってやりたいんだ」
奈緒
何かに向けて頑張る人物を演じさせたらやはり奈緒は良いですね。恋にボクシングにと一途に励むヒロインに大いに共感が持てました。
「無能の鷹」
菜々緒
原作ものなのにまるで菜々緒に当て書きして書いたように、菜々緒が演じるからこそ面白さが倍増するようなハマり役でした。
堂々としていて有能そうなのに実はとんでもなく無能というひねりのきいたキャラが巻き起こす笑いを堪能させてもらいました。
「3000万」
安達祐実
さえない暮らしを送る平凡な主婦が大金を手にするトラブルに巻き込まれ悪戦苦闘するさまを実にリアルに演じてみせました。
大胆不敵なことを平気でやれるようになっていく変化を技巧派の女優さんだけに巧みに演じてみせました。
以上、5人の中から最優秀主演女優賞に選んだのは…
「無能の鷹」
菜々緒
他の4人もそれぞれハマり役ではありましたが、ダントツにハマり役で他の誰がこの役を演じられるか想像がつかないのがこの菜々緒でした。
ぜひ!続編でまた見たいです!