雑談も「助けて」も大事…「119 エマージェンシーコール」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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フジテレビの例の記者会見のために1週遅れて放送となった第3話です。




しかし、このドラマなどは消防局で働くあまり脚光を浴びない仕事の人々を描いていて、社会的な意義もある良いドラマなのに、




フジテレビのドラマだからと撮影に協力してくれないところが出ているとか聞くと、逆にこのドラマを応援したい気持ちがより高まりました。




フジテレビ 月曜21時

「119 エマージェンシーコール」第3話


主演…清野菜名

脚本…橋本夏

演出…並木道子




今回は英語が堪能で仕事はできるが周りとは会話や交流をしたがらない新島(見上愛)がフィーチャーされました。




新島の特徴に合わせ、外国人からの通報がらみのエピソードがメインでした。




横浜という場所柄、海外からの観光客も多いので外国人からの通報もいろいろあるんでしょうね。




今回はそれに周りを巻き込むことの上手い粕原(清野菜名)と孤立無援で頑張りがちな新島との対比も描かれました。




中国人観光客からの通報は粕原が取り、通訳を通じて場所の特定をしようとしますが、周りに何かあるかを聞き、ホテルという答えが返ってきます。



そのへんには無いはずなのに…と困っていると、中国語もいくらかわかる新島が飯店はホテルとレストランの意味があると助け船を出し、ホテルではなく中華料理店の前にいるとわかります。




通訳はついホテルと訳してしまったんですね。

例によって粕原は後でその場に行き、電柱にある住所や、街灯にある通りの名前など特定できる情報は他にもあったと反省します。




新島は消防に勤める父親と市役所に勤める母親の間に育ち、公務員にはなりたくないと思っていたようですが、




コロナ禍に父親の仕事の意義を痛感し、自分もできることを海外留学を活かしてこの仕事に就いたのでした。




それでも女じゃダメだから男に代われなんていういまだにそんな人いるのか的な酷い通報者もいて、落ち込むこともしばしばです。




なので、仕事を離れたらもう人とは話したくなくて、休憩時間は1人離れて語学の勉強をしたり、仕事終わりの誘いを断り続けてきたのでした。




そんな新島に堂島(佐藤浩市)が話しかけます。



くだらない話でガス抜きでもしなければつぶれちまう…と雑談の大切さを説くんです。

ベテランの言葉なので重みがありますね。




加えて、「図々しくても『助けて~』って声を出せるやつらが結果タフなんだよな」と言ってくれます。





そのあと、スペイン人からの通報があり、なかなか場所を特定できなかった時に、新島は日本語の『助けて』という発音を教えて、日本人に近づいてもらえ事なきをえました。




新島自身も他のメンバーに助けてもらったり、雑談ができるようになりそうです。




新島役の見上愛は今グイグイ力を伸ばしている成長株で今回も良かったです。




3話の評価は…8