連ドラについてじっくり語るブログ -63ページ目

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

今回は主人公藤竹(窪田正孝)の見えなかった部分が明確になりました。

今回のサブタイトルは「浮遊惑星のランデブー」という意味深なものでしたが、藤竹は浮遊惑星のように学界から外れて信念を貫こうとしている研究者なんですね。




NHK  火曜22時

「宙わたる教室」第7話


主演…窪田正孝

脚本…澤井香織

演出…一色隆司



藤竹って昼間は何をしているのか、ちょっと気にはなっていたんですが、昼間は無給の研究員なんですね。




名京大学の助教時代に教授の石神(高島礼子)とぶつからなければ、同期の相澤(中村蒼)のように、JAXAで惑星探査機のプロジェクトを任されるような道が待っていたはずだったようです。




石神は研究者でありながら政治力もあるようで、国から研究予算を引っ張ってくる力があるようですが、




純粋な研究者たらんとする藤竹とは考え方が相容れなかったんでしょうね。




石神に従順だった相澤は、順調にキャリアを重ねて、夢叶い惑星探査機のプロジェクトを任されるに至ったようですが、




なかなかうまくいかず、石神からはプレッシャーをかけられ、かなり追い込まれています。




そんな藤竹と相澤の対比が、2人の大学の恩師である伊之瀬(長谷川初範)と2人が居酒屋で呑むシーンでより際立ちました。



伊之瀬は石神のような道を歩まず、学界を離れて地元に引っ込み科学の楽しさを伝える講演などをしているようです。





藤竹はこの恩師のようでありたかったんでしょうね。

定時制高校の教師をしながら科学の楽しさを伝え、純粋な学究心による研究を発表する。




相澤が石神という恒星のまわりを回る惑星なら、藤竹はそこからはずれて宇宙を漂う浮遊惑星なんですね。




相澤にアドバイスを求められ、JAXAを訪れた藤竹は、石神と再会。ここでの会話がまさに象徴的でした。




「遠回りばかりしているうちに、どこへ向かおうとしていたのかさえ、忘れてしまわなければいいんですけど…」


と、石神が皮肉ると、藤竹は珍しく感情あらわにこう返します。


「僕には僕の信念があります。それを証明するだけです!」




この思いを胸に、藤竹は科学部のメンバーと歩んでいるんですね。

それがよくわかりました。

窪田正孝の穏やかな冷静さの奥に秘めた熱さをほとばしらせる演技に打たれました。




科学部のメンバーは長嶺(イッセー尾形)と柳田(小林虎之介)、アンジェラ(ガウ)と佳純(伊東蒼)がそれぞれ良いコンビネーションで、年長者と若者がお互いを補いあっている感じですね。




前回登場したコンピューター部の丹羽(南出凌嘉)も、科学部に理解を示し、協力的なのも嬉しかったです。




しかし、ラストに柳田の不良仲間だった

三浦が仲間と楽しげに歩く柳田に目をつけていました。





研究の邪魔をしてくるんでしょうか?

三浦や石神の妨害がありそうで不穏な空気を残すラストでした。





7話の評価は…8












5話と6話は2話続きのエピソードでしたのでまとめての記事にしました。



フジテレビ  月曜22時

「モンスター」第5、6話


主演…趣里

脚本…橋部敦子

演出…三宅喜重




この5話、6話はまとめて評すると、3組の親子の話でしたね。




まずはヒロインの神波と、12年ぶりに再会した同じ弁護士の父親、粒来(古田新太)との法廷での対決。




2組めは神波に訴訟を依頼しに来たエマ(秋元才加)と資産家の亡き父マサル(石橋凌)。父親のために訴えたのに、父親の本意を知らなかった娘が、皮肉にも法廷で知ることになるエピソード。




更に3組めはエマに訴えられた富裕層向けのプレミアクリニック院長の久嗣(内村遥)と、息子と考え方が合わない古いタイプの元院長の輝久(阿南健治)との確執。




この3組の親子が、からみあって話は展開しました。




粒来は訴えられた久嗣側の弁護士になり

神波と法廷で向き合います。




自分と同じ弁護士になった娘に粒来は手加減をしません。淡々と神波のやり口を見透かしているかのように、すべてをひっくり返す証拠を突き付けてきます。




当初は優勢に見えた神波は、エマの訴訟取り下げという結果に終わり、敗北感を味わいます。




まるで子どもが泣いているように事務所に帰って号泣するシーンに驚きました。





この先、また対決して、次は父親を倒すんでしょうか?期待したいです。




5話の評価は…7

6話の評価は…8


このドラマは回によっていろいろテイストが変わるんですが、その中で主役2人のキャラをちゃんと活かしているので、その回ごとに楽しめています。




フジテレビ  月曜21時

「嘘解きレトリック」第7話


主演…鈴鹿央士、松本穂香

脚本…村田こけし

演出…永山耕三




左右馬(鈴鹿央士)たちの近所で強盗殺人が起きて犯人は逃走中、



捜査を担当する端崎(味方良介)に、くら田の亭主(大倉孝二)は強盗殺人があった家の裏には幽霊屋敷と呼ばれる屋敷があって、以前そこの妻が殺され、画家だった夫は行方不明、妻の幽霊か出ると教えます。




くら田の女房(磯山さやか)が病院に忘れたショールを取りに行った左右馬と鹿乃子(松本穂香)は、入院している画家の桐野(黒羽麻璃央)とカフェ女給のリリー(村川絵梨)ともめているところに遭遇します。



リリーは映画を見る約束をしたのに、桐野にすっぼかされたことに腹を立てていて、幽霊屋敷で幽霊を見て腰を抜かしケガをしたと言う桐野の話を信じてくれません。




左右馬は端崎と鹿乃子を連れて幽霊屋敷へ。

そこには例の強盗殺人の犯人(温水洋一)が閉じ込められていて、行方不明とされてきた画家のミイラ化した遺体もありました。




幽霊屋敷にまつわる謎を左右馬は解いていきますが、このドラマらしいのは、リリーの誤解を解いて、2人の仲を取りもってあげる人情味も加わったことでした。




嘘を見破れる鹿乃子が、桐野はウソを付いてないとリリーに力説するという、いつもと違うパターンでした。




更に、すべて解明されたあとにあまりに偶然が重なり、これは殺された画家夫婦の幽霊が誘導したことなのでは?という横溝正史の「八つ墓村」みたいなゾッとするオチまで用意されていました。




画家の肖像画はなぜか北村一輝の顔で、奥さんは誰なのかはわかりませんでした。どういう意味があったんですかね?




これまで触れてませんでしたが、端崎役の味方良介はキャストの中でズバぬけて、この時代の人っぽいですね。ハマり役です。




7話の評価は…7