おなかがしんどい筋肉痛のようだった。

ずっと何か塊がのってるようで。


眠るというよりは
意識を失っていたって感じだった。

わたしはいったいどこにいるんだろう。。。

昨日からずっと、
彼がついてくれている。

ヒゲも伸び放題で
わたしより病人ぽい。


さすがに手術の直後のわたしは
青ざめた顔色だったみたいだけど、
今日はだいぶマシらしい。

でも、前にも経験があるけど、
鼻にはいってるチューブ(※)が一番つらい。
これさえなければ、もう少し元気なのに。。

体にはズキズキした痛みはなく、
ず~ん。。。という重苦しい痛みだけ。

モルヒネと、
点滴の痛み止めが効いてるんだろうな。。
痛みは我慢するなって言われたから、
痛くなったら痛み止めをもらおー。
眠たくなるしちょうどいい。

朝の回診でS先生が
「もう起きた?あるった?」と、
笑顔でわたしに言ってきた。

「歩いてないけど、起きました。」と言うと
「90度起きた?」ですって。。
実にちょーせんてきな先生。

「なっ、70度です。」と答えたが、
なんか悔しい。

明日はぜったい歩くガッツポーズブーシュカ(リボン)
やっぱ黒沢年男くらいしないとだめだ。
(俳優の黒沢年男は、
手術した次の日から歩き回っていたそう)

ちなみに先生は
「100%元通りっ。
丈夫な胃にしといた。」だなんて。

転移を気にしているわたしに
気をつかったのかな?

病理の検査結果は2週間後なので、
それまでは本当に喜べない気がする。

みっぴと、ひーちゃんが様子を見に寄ってくれた。

ひーちゃんはお医者さんらしく、
わたしの様子をざっと見て「よし。」と
つぶやいていた。

今度は元気な格好で会いたいな。

絶食中。点滴5本。痛み止め4本。

※鼻のチューブ=
消化管が麻痺しているため、
胃にたまった内容物や吻合部の滲出液を
注射器で吸い出して排泄させ、
嘔吐を防止するために鼻から挿入される
チューブ

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アメーバチェック(白地)2001年当時に、自分のHPへ公開していた日記を一部移動しています。